同じ高校に通うユウスケに思いを寄せる女子高校生のナミ。ある日バンド仲間で友人の友達のアスカに「ユウスケくんと付き合うことになった」と告げられたナミは絶望し、世界がモノクロになった。目を覚ますと、廃墟にいた。そこで出会う謎の青年、篠村。彼もまた、同じように絶望し廃墟を彷徨っていた。二人の思いが交錯し、物語が展開していく。
小川潤平の著書「執行官物語」を原案とする本作は、情け容赦なく財産、金品、不動産などを差し押さえたり没収する国家公務員執行官の世界を描くお仕事ドラマ。主人公吉野ひかりは憧れだったペット関連の仕事に就くが、その会社がある日執行を受けて倒産してしまう。だが執行官の小原樹はひかりの「犬にものすごく好かれる」能力に目をつけ、彼女を“執行補助者”の道に引きずり込む。こうしてひかりは、犬だけが大の苦手だという小原と凸凹コンビを結成することになる。