本作は、こっくりさん遊びにまつわる呪いを更に衝撃的な演出で描き出し、新たなる恐怖を煽ります!さらにジャーナリストの視点
から殺人事件を追うサスペンス要素を盛り込むことで、単なるホラーだけではないエンターテイメントな作品です!!
大手食品メーカー“根本フード”の副社長根本佳枝(矢吹春奈)が、自宅リビングで遺体となって見つかった。新宿西署の牛尾正直刑事(片岡鶴太郎)らが臨場したところ、佳枝はクッションを顔に押し付けられて窒息死させられたものと思われた。夫で社長の根本圭一(窪塚俊介)が事件の前後から行方知れずの上、現場からくしゃくしゃに丸められた離婚届が見つかったため、離婚をめぐって夫婦間でトラブルとなり、カッとなった圭一が妻を殺害したものと推測された。
だが、別のマンションで暮らす圭一の母で根本フーズ会長の景子(真野響子)は、息子夫婦の間に離婚話などなく、離婚届はふざけて書いたものだろうと話す。しかし、圭一が失踪中と聞いて、景子は動揺する。
捜査の過程で21年前、圭一の父、つまり景子の夫英雄(佐伯新)が、釣りに出かけた先の千葉勝浦の海で失踪し、死亡者扱いとなった事実が浮上...
警視庁捜査一課の十津川警部(高橋英樹)のもとに、元同僚の娘で東京地検検察官の村井貴子(小沢真珠)が訪ねてきた。
貴子は、十津川たちが容疑者を送致した◎人事件の担当検事として2週間後の公判で初めて法廷に立つ予定だったが、その事件のことで奇妙な事実が浮上したというのだ。
有名な旅行作家小島俊介(村杉蝉之介)が事件当日、秩父鉄道の“SLパレオエクスプレス”で、容疑者のイラストレーター戸川雅夫(窪塚俊介)を見かけたとブログ記事に綴っているのが見つかったという。
それは、十津川たちにとって、あとは裁判を待つだけの、終わった事件のはずだった。
2カ月前の3月23日、出版社社長秋山博之(篠塚勝)が練馬区内の自宅で刺◎された事件で、犯行現場の床から傷害事件の前科を持つ戸川の指紋が検出されたのだ。
戸川はギャランティーをめぐって秋山ともめていたばかりか、かつて埼...