第1シリーズ
1973年(昭和48年)4月5日 - 1974年(昭和49年)3月28日 NET系 毎週木曜日22:00 - 22:55(全52話)
第2シリーズ
1974年(昭和49年)10月3日 - 1977年(昭和52年)3月31日 NET系 毎週木曜日22:00 - 22:55(全124話)
※1975年(昭和50年)10月以降は22:54まで。
第3シリーズ
1980年(昭和55年)5月1日 - 1980年(昭和55年)12月4日 テレビ朝日(ANB)系 毎週木曜日22:00 - 22:54(全26話)
第1~3シリーズ共通
<警視庁特捜部>
会田刑事:天知茂
本名会田健。階級は警部補。クールな反面、熱くなると上層部の命令を無視して暴走する。元捜査四課員。
過剰防衛で免職されそうになっていたが、特捜部長の矢部警視により特捜部に迎え入れられた...
北海道の小さな漁港神別に一人の男が現われた。以前は大網元だった山形家の次男である次郎だった。久し振りに帰った次郎は、自分の家が落ちぶれ、神別の漁師たちがやくざの芦田一家の言いなりになっているのを見て、決意するところがあった。博奕に手を出しては、酒を飲む次郎に皆は冷たかったが、大船頭の力三だけは、次郎が隙があったら芦田組へ殴り込みをかけようと虎視眈々狙っていることを知っていた。この次郎の真意を知らず、彼のだらしない様に愛想をつかした弟の真吉は仲間と芦田組へ殴り込んだ。芦田組が獲った魚を二束三文で買ったのだ。だが、芦田の息子の元は冷酷非情な男で、真吉を無惨なやり方で殺してしまった。真吉の遺骸を見てさすがに弱気の漁師たちも結束した。そして、山形一家を中心として芦田一家に対抗し始めたのだった。ちょうどその時、大魚群が神別の沖に来て、魚の買いつけをめぐって双方...
工藤栄一監督安藤昇主演による“日本暗黒史“もの第1作。終戦直後、河上はごろつきを集め河上組を組織して闇屋一家を壊滅させ、市の支配権を握る。さらに名古屋に侵攻しようとするが、激しい抵抗にあい白昼戦に……。河上はついに逮捕される。
“まむしの兄弟”シリーズ四作目。義理にも人情にも縛られない二人の男が次々と引き起こす騒動を描く。脚本は佐治乾と蘇武道夫の共同執筆、監督は「木枯し紋次郎」の中島貞夫、撮影は「ゾロ目の三兄弟」の山岸長樹がそれぞれ担当。 十八回目の刑務所暮らしから釈放された政は、出迎えた勝と神戸へ戻って来た。空っけつの二人は、バラック建ての歓楽街“おかめ横丁”にやって来た。そして売春バーの客となるが、女達に無一文がバレてしまい、用心棒のかなり年を取った鉄と辰の二人と大乱闘になる。ところがこの鉄と辰も、政らと同じ“まむしの兄弟”と名乗っていたので、またまた大騒動となった。翌日、刑務所で知り合った矢東会の山崎から政と勝は“おかめ横丁”の鉄らを痛めりけるようにと依頼された。矢東会とつながりのある、東栄建設が“おかめ横丁”を立ちのかせ、跡に娯楽センターを作るというのである。バキュ...
不法入国のかどで黒人サムは外国人収容所に入れられたが、趙、パーカー、十三号の同房者はそれぞれに一癖も、二癖もある連中だった。なかでも、正体不明の東洋人十三号は腕っぷしが無類に強く、係官も手を焼いていた。サムは強奪した二百万ドルのダイヤを基地の火薬庫に隠していたが、この秘密を十三号にうちあけて協力を頼んだ。サムの恋人春子が朗報をもって面会に来た。彼女はキャバレーで働いていたが、ボスの高木が力を貸すと申し入れてきたというのだ。収容所の見取図が手に入ると、十三号は一同に脱獄プランを打ちあけた。「床に穴を開けて下の病室へ抜ける。病室の床のタイルをはずして二米ほど穴を開ければ下水道に出られる。下水道の壁は高木に破壊して貰う」作戦通りに工作は進んだ。そして決行、四人は病室の白人女アンともども下水道で高木達と合流した。一同は高木の別荘で基地の地図を囲んだが、宝石が...
田上悠三はプロ野球の審判員として、今日も若い審判員、今村たちの勤務ぶりを厳しく観察していた。グランドでは、二軍同志の試合が行なわれ、その中でクロスプレーの末、今村の優柔不断なジャッジに腹をたてた選手の一人、原が今村を突き倒した。これを見た田上はコミッショナーに報告するとともに、今村たちを厳しく叱った。やがて一軍のナイターが始まり田上は主審のポジションに全神経を傾けた。そんなある日、田上家に一カ月の出場停止を喰った原が、田上のスパルタ教育を受けたいと知人の紹介でころがりこんで来た。むげに追い帰すわけにもいかず、ぐずぐずしているうちに、掃除を手伝うやら、わんぱくぞろいの子供の世話をやくやらで、いつの間にか田上家の一員として生活するようになる。妻の尚子は、ナイターのある夜はテレビのナイター中継を見ながら田上の帰る時間を予想して食事の仕度をするが、ちょうどそ...