猟奇殺人事件の謎に挑む名探偵の活躍を描く。探偵の金田一耕助(古谷一行)は、旅の途中、鳥取の砂丘で秋子(多岐川裕美)に出会う。その後、金田一は、警部の河合(谷啓)が女性の失踪事件の捜査をする岡山の村で秋子に再会する。失踪中の由紀子(白石まるみ)は村一番の才女で、由紀子をめぐり村の実力者北神(室田日出男)の息子の浩一郎(石橋保)と、村長の西神(田畑猛雄)の息子康雄(根津修平)が争っていた。浩一郎に軍配が上がった直後の事件で、やがて由紀子が死体で発見される。女の死体は首吊り状態で発見されたが、なぜか死体には髪の毛がなかった。原作は、死んだ女性の片眼が義眼だったという話だったがドラマ化に髪のない死体に改変されている。
キー局 TBS
放送曜日 火
放送期間 1996/01/02~1996/01/02
放送時間 21:30-23:24
放送回数 1 回
連...
探偵金田一耕助は、休暇を利用して京都府警警部で旧友河井を訪ねた。折しも、会社社長小島泰三の妻朱実の死体が発見される。河井の依頼で事件解決に乗り出す金田一。捜査を続ける中、朱実の友人で女優水原ユカリ、ユカリの恋人で小島の会社の社員坂巻啓蔵の話から、嫉妬深い泰三が朱実を尾行させていた事が明らかになった。翌日、朱実殺害と同手口で、若い男園部が殺されているのが発見される…。
放送日期:1994年8月22日
原作:横溝正史「悪魔の百唇譜」
『盤嶽の一生』は、嘘が大嫌いで、騙されても、騙されても己の信念を曲げない浪人阿地川盤嶽の生き様をユーモアたっぷりに描く人情時代劇である。
原作の白井喬二は、大正~昭和初期にかけて大衆文学で人気を博した作家で、同作は昭和7年(1932年)3月~12月にかけて「オール讀物」にて連載された。
翌昭和8年(1933年)には、天才と謳われながらも、若くして戦地で没した山中貞雄が、大河内傳次郎の主演で映画化している。
この映画に、若き日に感銘を受けた市川崑が映像化を切望し、全10話から成るテレビシリーズとして実現したのが、本作である。
山中が撮った映画はフィルムが現存しておらず、本作では山中自身の手に依るシナリオからエピソードを拾うことで、オマージュが捧げられている。
市川自身が手掛けたのは、第1、2話で、大胆なワイプ、紅葉をバックにしての立ち回り、スローモー...