会社員優壬は電車で移動中、謎の力に突き動かされ、隣にいた未己に痴漢行為をはたらいてしまう。未己に捕まり、観念した優壬だったが、自分が闇の軍団と戦う戦士だと告げられ…
ロボットやAIを駆使し、人間が王様のような生活をする時代。「お見合いシェアハウス」というイベントにやって来た花恋。令和クラシックの一軒家の中には、スーツ姿の平太の姿があった。ホログラムで現れたイベントの主催者冴子は、人工知能が単純労働を代行する世界に真実の愛があるのか、そんな疑問から企画をしたと述べた。
花恋は冴子が経営するスタープリンス社の社員で、ヒューマノイド開発プロジェクトに参加希望していた。冴子は新型ヒューマノイドに標準装備する「恋に落ちる機能」の実証実験を命じた。平太は人ではなく、新型ヒューマノイドだったのだ。
平太を恋に落とすため、悪戦苦闘する花恋。やがて平太に恋人型ヒューマノイドのエヴァと交際した記憶がインプットされいることを知る。花恋も以前、人工機能が決めた夫との結婚が失敗してしまったことを平太に告白する。
そんなある日、二人の前...
曇天の河原。高架橋の下に佇む、花柄のワンピースの女カズコ。彼女は幼い頃、この場所に捨てられ、そこで暮らすホームレスの男に育てられた。
良夫は恋人のサチコにエンゲージリングを差し出すもフラれてしまう。、苛立ちながら夜道を歩いていた彼は、ガード下に立ち体を売るカズコに声を掛けられ、彼女とラブホテルへ向かった。荒々しい行為をされるがままに受け入れるカズコ。事後、良夫はカズコの目の前で指輪ケースを開いて見せた。自分にもこんな日が来ようとは思いもしなかった彼女は、運命を感じずにはいられなかった。
数日後には、河原の集落へ良夫も訪れ、カズコはホームレス男にさよならを告げた。そして、カズコは良夫の両親、武と容子に愛想よく出迎えられ、喜びと緊張を胸に抱いた。家族間での隠し事はしないという事で、彼女の貧しい生い立ちを知っても、両親たちは優しく受け止めてくれた。
そし...
新宿歌舞伎町のホストクラブ「ハーツ」。ナンバー1の淳也、ナンバー2のカズマが指名客を獲得するため日々熾烈な争いを繰り広げている。実はこの2人は兄弟で、父親は20年前に歌舞伎町で伝説のホストとして名を馳せていた。カズマは六本木のホストクラブで入店後たった1カ月でナンバー1になった実績があるが、ここ歌舞伎町では兄の陰にくすぶっていた…
藤本の元へ恋人嘉夫の妻悦子から一通の封書が届く。それは1ヶ月前、些細な喧嘩をし、連絡が取れないままになっていた嘉夫が、くも膜下出血で死亡したという突然の訃報だった。
二人が行きつけだったゲイバーで、マスター上原や常連客岩村と思い出を語らう。岩村は悲しみに暮れる藤本を慰めようとホテルへ誘う。だが、藤本の嘉夫への愛情が深いことに気づき、諦めて別れる。
悦子からの手紙には、嘉夫が学生時代を過ごした土地の海岸で一緒に写る写真も同封されていた。それは二人の初旅行先で、思い出の詰まった場所だ。その時出会った嘉夫の親友角田のことを思い出した彼は、角田に嘉夫の死を知らせようと旅に出る。嘉夫は学生時代に短期間女性と交際した経験があり、妊娠させた相手に中絶費用を渡し上京したという。その真相を角田から聞きたいということもあった。
海岸近くで民宿を経営する角田には...
主婦のマリカは、単身赴任が決まった夫裕樹から海洋生物のホヤによく似た《べろ》という生き物をプレゼントされる。マリカは《べろ》を溺愛し、次第に虚実の区別がつかなくなる。
昭和最後の日。新時代の幕開けを前に、愛を確かめ合う夫婦。様々な新風俗にのめり込んでいく独身男。買い物依存のOL。同じアパートに暮らす3組それぞれの「平成」を描く。
憧れのセレブ妻は親友の母だった
家賃の滞納で祐介は、大学の裕福な同級生康太の家に居候することに。康太のお母さんは、思ったより若く綺麗な人だった。ひとつ屋根の下で、しばらくお世話になる祐介は興奮を隠せない。
ストーリー
彩乃(小早川玲子)は若くして"房総のカサノヴァ"と呼ばれる大富豪に見初められ結婚、息子には大学生の康太がいる。 その息子の友達、祐介は地方出身でアパート暮らしをする貧乏学生。 ある日祐介は家賃の滞納で大家にアパートを追い出され、一時的に親友の康太の家に居候することに。 そこにはお姉さんと間違えた美しい康太の母"彩乃"が優しく迎えてくれた。祐介は最近出来た初めての彼女、亜里沙のことも忘れてしまうくらい"友達のお母さん"に大人の女性の魅力を感じてしまう
ある夜。バンドマンの広夢と彼女のチカが歩いていると、広夢の元カノいつかがバットを持って現れ、彼を襲撃した。だが、護身用にスタンガンを持っていたチカに返り討ちにされる。二人が立ち去った後、その一部始終を目撃していた買い物帰りの佐知子が声を掛けた。
スナックを営む真一と佐知子。店にいつかを連れ帰り介抱する佐知子は元教師であった。またいつでも店に顔を出すように言い残し、車で送っていくと、いつかは友達ひなの家に居候していることを知る。
風俗嬢上がりのいつかは、広夢に自分の夢を重ねていたが、それが断たれた彼女は空っぽで何もする気になれずにいた。一方、ひなは風俗を続けて貯金し、可愛い店を持つことを何となく夢見ていた。
数日後。佐知子はフラッと店に現れたいつかに、ランチ営業の時間に店で働かせ、勉強を教える決心をする。
ランチの開店当日。佐知子の叔父でオーナーで...
オレは約1年ぶりに京都の実家に帰ってきた。大学は出たが、子供の頃から好きだった映画の世界に進みたいと思いながら、フリーター生活を送っている。
母は中学生の頃、父は3年前に亡くなった。父は男手一つで子供たちを必死で育てた。父が残した家を姉が守ってくれていたのだが、結婚が決まり、更に夫の海外出張が決まったため、姉はこの家を売ろうと思うと告げた。オレは父の遺品から「思いでの記」と題されたノートを見つけた。そこにはオヤジの恋の思い出が記されていた。
23歳の父。若い頃から映画が大好きな父は、 ある日映画館で勇さんという年長の男性に体を触られる。慌てて映画館を出てきた父を追いかけてきた勇さんと出会い、初めて男性との接触を体験した。その後、父は勇さんを誘って歩く中、手を繋ごうとするが、勇さんは周囲の目を気にしそれを跳ね除ける。父の恋は儚く散った。
それから父は行...
典子は夫明夫と3年セックスレスだ。典子の母春江は娘とは対照的で、夫と性の不一致で別れた後、恋愛を自由に楽しんでいる。そんな春江に手作りジャムを届けた後、典子は通りかかった開店前のバーアモーレの店内で、理恵と愛人楠田が熱いキスを交わしているのを目撃してしまう。驚いた典子は逃げるように通り過ぎた。
ある日、ヨガ教室で知り合った理恵に誘われアモーレにやって来た典子。楠田も奥さんとは10年セックスレスだと聞き、明夫も外で他の女を求めてるかもしれないと不安になる。
そこへサラリーマン数人のが店にやって来た。その中に典子の高校時代の同級生成瀬がいた。彼も典子に気づき、お互いに懐かしさに浸る。高校時代、典子は一時成瀬と交際していたが、一度キスをしただけで別れてしまった。その夜、典子は夢の中で成瀬に抱かれ、思わず寝言で彼の名を口にしてしまった。
理恵がシン...