下着販売員可南子は「結の日」を有意義に過ごすため起床すると、エプロン姿の元セフレ修二が朝食の用意をしていた。出社すると社長大村と地味なお局志津枝の二人だけがいた。今日は結の日だから仕事はしなくても良いという大村。それは、**が2年前に制定した人間の絆を大切にしようと創った休日だった。可南子は変わらず営業に向かうが、皆結の日を過ごす相手がいるため、断られてばかり。そんな中、バツイチの寺岡を思い出し会社に向かう。新作商品を全部購入する商談が成立し苦笑いをする二人。駐車場に移動すると激しく求め合う。だが、寺岡にわかれた妻子から会いたいと電話が入り、可南子はまた独りになってしまう。
公園でうなだれている可南子の前に修二が現れる。彼は元営業先の仕入れ担当者で悩殺営業がうけて意気投合。その日は**が彗星衝突を告げた日で、翌年からその日が結の日となった。し...
全国の警察署長のピンチヒッターとして、各地を転々としている風間昭平(北大路欣也)。今回、風間は四国最東端の街、徳島県阿南市の阿南中央署へ赴任することになった。風間は、副署長の河田慎哉(近藤芳正)から署長専属の秘書官を用意したと言われ、地域課の清水由紀(東ちづる)を紹介される。清水は徳島県内の数々の所轄署を渡り歩いている女性警官だった。そんな中、午尾(ごお)の滝で男性の変死体が発見されたと一報が入り、風間は清水とともに現場へ。遺体の背中には刺し傷があり、首には絞められた痕が残っていた。風間は遺体の手に付着した土が、殺害現場周辺のものではないことに気づく。さらに被害者の遺留品の手帳には不思議な数字が書き込まれていた。