1975年10月17日から1976年4月9日までの放送で、料亭「分田上」が舞台
倉本聰原案による、東京の下町(深川)を舞台にした、照れ屋な板前の青年(萩原健一)と周囲の人々との触れ合いを描いた青春ドラマ。
当時まだ駆け出しの女優だった桃井かおりと東映の大部屋俳優だった川谷拓三を一躍有名にしたことで知られる。また、これまでの映画やテレビドラマでアウトローな役柄を演じてきた萩原を主人公の純朴な青年に、ヤクザやプレイボーイ役を演じることの多かった梅宮辰夫を熟練の渋い板前役にキャスティングし、イメージチェンジさせたのもこの作品である。
タイトルは萩原演じる主人公が母親宛に書き綴る手紙の冒頭(冠省)部分であり、劇中のナレーションも萩原がその手紙を読むという形になっている。このナレーションの手法は後の倉本作品『北の国から』にも採用された。
放送日程
回数 放送...
『アサンテ サーナ/わが愛しのタンザニア』(アサンテ サーナ わがいとしのタンザニア)は、谷口千吉監督、達純一主演の1974年に製作された日本映画であり、タンザニアのある協同農場で青年海外協力隊員として活動する主人公坂田、タンザニア人の同僚ジュマ、日本人ヒッピー梶を中心に協力隊員の活動と生活、人々の心の葛藤、触れ合い、タンザニアの風土などを情熱的かつ情緒豊かに描いている。
映画では、主人公の坂田役である達純一、同僚のジュマ役のフランクムズレイ、日本人ヒッピー梶役の大口広司らの他に、谷口千吉監督夫人でもある八千草薫が現地駐在員の妻役で特別出演している。また、俳優がいない、劇映画をつくった経験ゼロのタンザニアで、その意味では全くの素人である大勢の村人たちが出演し、自然体で見事な演技を披露している。。
この映画の製作は、1973年頃から協力隊員の現地生活...