『恐竜探検隊ボーンフリー』の後を受けたシリーズ第二弾。放映局は東京12チャンネルに移行した。地球侵略を企む恐竜軍団と戦うD戦隊の活躍を描く。前半は愛、善の二人のサイボーグが合体したアイゼンボーグ号というメカによって恐竜を粉砕、後半ではさらにアイゼンボーという巨大実写ヒーローに変身するようになった。
昭和47年4月にその放送を開始した『快傑ライオン丸』は安定した視聴率を獲得し、人気番組としての地位を築いた。だが、変身特撮番組が乱立していた当時、人気番組といってもその人気にいつまでも甘んじている訳にはいかず、番組自体の変身を求められることになる。そこでピープロではシリーズ第二弾として『ライオン丸見参!』を企画。これが『風雲ライオン丸』に変更され、昭和48年4月に放映がスタートした。
変身モノの第二弾といえば前作のヒーローの兄弟分が登場し、主役は交代することがほとんどだが、本シリーズでは前作にひき続いて潮哲也氏が主役となり、基本的には前作とは違う別の世界の物語として描かれている。イメージを一新するために西部劇の要素が多分に取り入れられ、うしおそうじ(鷺巣富雄)氏によるキャラクター設定も時代劇と西部劇を合わせたユニークなものとなった。
背中に背負った...
速水博士が発掘したアステカの秘宝を追って、謎のレスラー軍団ブラックミストが日本マット界に乗り込んできた。その攻撃を予想していた博士は、若きプロレスラー鷹羽俊に強化スーツを与え、アステカイザーとして彼らに立ち向かわせる。首領サタンデモンは、12体のサイボーグレスラーを以て、アステカイザーの額に埋め込まれた“アステカの星”を奪わんと非情な攻撃を繰り返すが……。アステカイザーとサイボーグ拳闘士の闘いがクライマックスにかかると、画面が突如としてアニメーションになる(カイザーイン)。これにより、実写では描き得ない動きが表現できる……筈だったが、実際の描写はかなりオソマツ。また、事件の元凶が速水博士の所業にあったり、アントニオ猪木が背筋の凍る演技を見せたりと、ケチの付け所は多いが、山本昌平演ずるサタンデモンの魅力がそんな欠点を補って余りある。昌平ファン必...
日本防衛研究所の天野博士はロボット要塞ランボルジャイアントを完成させた。しかしその秘密を狙うブラックデンジャー魔王のUFO軍団によって博士は命を落としてしまう。ブラックデンジャー魔王の魔の手は博士の遺児たちにも向かうが、彼らがピンチに陥ったとき、謎のヒーローレッドタイガーが現れる。
後楽園の野外劇場の新しいキャラクターとして誕生し、ドラマ化された作品。従来の変身ものと違って、レッドタイガーは怒りが頂点に達すると白から赤へ変化するというのが新味である。ヒーローアクションでお馴染みの中屋敷鉄也がレッドタイガーを演じ、指先まで神経の行き届いた切れのいいアクションが堪能できる。後半に登場する敵幹部クィーンギルバのテンション高い演技も必見。