警視庁捜査一課の刑事たちが事件を解決する模様を描いた刑事ドラマ。江藤潤演じる新人刑事の星日出夫が、先輩刑事たちからの指導で成長していく姿も話の中に折り込んでいた。
日本が幕末以来の「激震」に襲われた「1945年8月15日」。本作は、日本人にとって忘れることができない、あの終戦の詔勅をめぐる激動の一日にスポットをあてた群像劇。「日本でいちばん長い日」…その日、歴史はうねり、揺れ、軋みながら涙を流した…。ドラマは、陸軍省、宮城、日本放送協会の三つの舞台で描かれる。鈴木貫太郎内閣の陸軍大臣阿南惟幾が迎える最期の一日。皇居乾門をゆく近衛師団の反乱!さらには、玉音放送阻止に狂奔する青年将校たち。その日歴史の現場にいて事件を目撃した3人の女性の証言によってドラマは展開する。歴史の「語り部」となった3人の女性を、檀ふみ、中野良子、大竹しのぶが演じ、ナレーションも担当。物語のカギを握る阿南陸相に小林桂樹、その妻に香川京子、将校役に竹脇無我、高橋幸治、田村亮、柴俊夫、鈴木貫太郎首相に西村晃が扮した。1945年(昭和20年)8月...
円谷プロ制作の『ウルトラマン』の後番組として、東映が挑んだもうひとつの「ウルトラ」シリーズ(当時は「ウルトラ」シリーズ第三弾だったが、現在ではシリーズには数えない)。国産TV初の本格宇宙冒険特撮ドラマと言える。エドモンドハミルトンのSF「キャプテンフューチャー」シリーズに材をとり、生身のヒーローであるキャプテンウルトラ、相棒のキケロ星人ジョー(無名時代の小林念侍が演じたが惜しくも1クールで降板、代わってアカネ隊員がトリオを組む)、ロボットハックという3人のキャラクターを前面に押し出した。21世紀後半の宇宙開拓時代を舞台に、前半はライバルであるバンデル星人との攻防が描かれ、後半ではバラエティあふれる大怪獣宇宙人が暴れ回ることとなる。SFというよりも活劇性の強い作品で、キャスティングやキャラクタ描写に東映の一方のカラーであるヤクザ路線の雰囲気があり...