全日本大学サッカー選手権決勝戦「京南大学VS西北大学」は、後半ロスタイムに“青大将”こと石山新次郎のミスにより決勝点を西北大学に奪われた京南大学は準優勝に終わった。試合終了後、試合について口論する石山と他のメンバーを尻目に、“若大将”こと田沼雄一は帰宅し趣味の曲作りに励む。自宅の田能久で新曲「まだ見ぬ恋人」をりきに披露している時、江口から「青大将が西北大学の祝勝会に乱入して喧嘩をしている」と連絡があり、早速仲裁に駆けつける。その際、子供を連れていた“ヤンママ”澄子と知り合う。
そして、香港に遠征する全日本選抜メンバーが発表され京南大学からは、雄一が選出された。
一方、田能久は業績好調のため日比谷に支店をオープンすることとなり、雄一は名前だけの“支店長”になった。お得意に配る記念品を選ぶため、宝石店を訪れた雄一は、澄子と再会する。子供が近所の子供で澄子...
松川家の主人新吉は小さな広告会社の専務、妻たみと高校三年の勝気な娘ひろ子、生意気盛りの高校二年生保が家族である。隣家中川家は英語教師の政治、妻八重子、就職試験に忙しい大学四年の治夫の三人暮し。保にとって治夫は兄のような存在であり、ひろ子は治夫に淡い乙女の夢を描いている。ある日、ひろ子とその学友文子、保と治夫、治夫の学友でバイヤー秘書のアルバイトをしている和郎の五人が、和郎の運転するバイヤーの車でドライヴした。その時、文子が治夫に関心を持ち出したことから、ひろ子は治夫にはっきり惹かれる自分を見出した。松川家の長女隆子は洋品店を経営する健作に嫁いでいる。ひろ子はアルバイトとしてその店に働くようになったが、そのうちにも治夫を慕う心はつよくなって行く。治夫の父政治が東京の大学に栄転することになり、一家が引越すことにたったとき、治夫は就職試験を口実にこの土地に...
江戸は神田、太兵衛長屋に住む大工の金兵衛は娘お蝶と二人暮し、腕は自慢の働き者だが、お祭り騒ぎが大好き。その金兵衛が、ある日、金を失くして身投げしようとしている山城屋の手代、多七を救ったことから、山城屋の主人、彦兵衛に見込まれ、店への出入りが許された。長屋へ礼にきた多七は、お蝶に一目惚れ。やがて祭りがきた。ところが長屋の連中は隣村の若い衆と大喧嘩、相手方に怪我人が出て、金兵衛は代表して、顔役竹蔵のもとへ謝りに行ったが、読み書きのできない彼は詫び状が書けず大恥をかいてしまった。しかし、そのうち彦兵衛から、多七の嫁にお蝶をもらいたいと云われ金兵衛は大喜び、二つ返事で、これを引受けてきた。ところが意外、お蝶は、断ってくれという。びっくりした金兵衛は、近所の者から、お蝶が断ったのは、実は、大店へ嫁げば無学の父に余計苦労をかけるからだと知って二度びっくり。ついに...
原作は山口瞳の第48回直木賞受賞作。原作では主人公は電機メーカーに勤める宣伝部長だが、映画では洋酒メーカーの宣伝部員(山口瞳が当時サントリー宣伝部に勤めていた)に置き換え、主人公が直木賞を受賞するまでを描いている。それまで男性アクションで定評があった岡本喜八が、この1作で戦中派の屈折した心理を見事に捉え、本格的に評価された。ストーリーは、洋酒メーカーの宣伝部員というしがないサラリーマンの“才能のないだらしない奴が一生懸命生きること“の大変さを、自分史や戦後史と重ね合わせながら描く。岡本の演出は、主人公と妻との若い頃のロマンスを、「残菊物語」にたとえて、下駄と靴だけの合成アニメーションで描いたり、父親の事業の盛衰を書き割りのセットやアニメーションで描いたりと自由奔放をきわめる。また主人公の背後にいる同僚をストップモーションにして、カメラの背後でもう一人...
一串悲凉的歌声诉说着蜘蛛城的历史预言。战国时期,处于密林围抱的蜘蛛城,地形复杂,敌军攻来此地,必然迷路,因此城主稳坐城楼,指挥若定,四面排出大将御敌,可保此城固若金汤。大将鹫津武时(三船敏郎 Toshiro Mifune 饰)和副将三木因为平叛得力,准备回城领赏。途中,二人阴错阳差走入了密林深处,偶遇一白发老妪弹琴吟唱。他们觉得此事蹊跷,怀疑是敌方故布疑阵,因此上前以武力逼其就范。但此人却预言鹫津将夺城主之位,三木之子也将继承大统,正当两人将信将疑之时,此人化作一道白光销声匿迹。此后,回到城中,鹫津做了北城城主,但念及预言,心有不甘,于是在妻子浅茅的怂恿下,弑君,自立为蜘蛛巢城城主,然而这才只是预言的开始……