日本三景の一つ、松島にあるグリーンホテルで若い女が殺された。死因は考察による窒息死。「山田一郎」と名乗った浅黒い細面の男と同宿していたことがわかり、遺留品の白浜吉田屋旅館のネーム入り石鹸箱などの調査とともに、刑事たちは消えた「山田一郎」の行方を追う。塩釜のくのや旅館、そして白浜の吉田屋旅館にそれぞれ飛んだ刑事たちは、遺留品の石鹸箱の線から、野村硝子工場の息子芳夫に渡したものだと判明。遂に被害者が芳夫の恋人弓子の姉である初江だと判明する。そして初枝の恋人がパチンコのクギ師米本であるとわかり、行方を追う。その最中、初江の父常吉が捜査本部にやってきて、初江の籍が名古屋の原山二郎という男と入籍されていたことを告げた。この原山こそ米本であり、この事件の鍵を握る人物であるとにらんだ捜査本部は原山をようやく逮捕するが、事件の真犯人は別にいることが判明する...
男勝りの鉄火肌、売れっ子芸者の小春姐さんも元をただせば船場そだちのお嬢さん。父が事業に失敗、急逝してから左褄をとるようになった小春に母の千加は心から手を合わせている。小春には娘のように可愛がってくれる色気抜きでの旦那、朝日乳業の大倉社長がいる。ところが、朝日乳業の粉ミルクで幼児が中毒を起すという事件が持ち上った。会社の信用はがた落ち、大倉社長は窮地に追い込まれたが、小春や秘書の月島五郎に励まされ、名誉挽回にに売り出すペーストフッドのために万策をつくすことになった。大倉社長失脚を企む西村専務らのいやがらせもあったが、小春も五郎も、資金繰りに奔走した。この二人は犬猿の仲、心の中では憎からず思いながらいっかな仲直りの様子はない。出資をあおごうとしたアジア製菓の高野会長が千加と二十年来の知り合いであることが分った。まず千加攻略をと大倉社長が千加と対面した時、...
原美千は、地方銀行の支店長の父と、妹千春の三人暮し。五年前に母を亡くしてからは、母親役もつとめる、女子高校生だ。彼女のクラスメートは、優等生の杉山健一、根は純情な不良学生津田亮三、チャッカリ屋の西条明子木剣に生きがいを感じる剣道部のキャプテン相川昌治など、みんな夫々に若さを謳歌していた。そんなある日、美千のクラスに新任の戸野村先生が紹介された。彼はモダンなセンスと明るいユーモアでたちまち生徒達の人気者となり、ブラック源氏と綽名をつけられた。美千はこの戸野村に教師以上の好意をいだき、ある日下宿に戸野村を訪ねた。が、そこには先客西条明子がいた。明子は自分の家の寺を下宿にするようにと勧めにきたのだった。戸野村は明子を帰すと、美千を街の喫茶店に誘った。そこにはウェイトレスとして動く美千の親友ユリがいた。ユリは私生児であることを悩み、ぐれて、街の与太者ブルにも...
盲人侦探松永礼太郎系列的第4部。一名警察和一名黑社会成员先后被杀,因凶器认定为同样型号的钢管而被怀疑为同一凶手所为。不久,松永礼太郎(古谷一行饰)接到一个电话,对方表示死掉的警察是因为犯了大错该死。经查此警察的确曾在几年前开警车追违章摩托车时导致摩托车失控,摩托车上的两名男孩里姓西川的那个身亡。西川的父亲行男(下川辰平饰)因此被怀疑是如今杀人案的凶手,但他却有不在场证明。礼太郎通过电话中的微弱背景音听出打电话的人可能是朝圣者,因此混入朝圣者队伍追查真相,而死亡警察的姐姐由纪(山本绿饰)也在本次案件侦破中起到了关键作用……