『プロハンター』は、1981年4月7日から同年9月22日まで毎週火曜日21:00 - 21:54に日本テレビ系で放送されていたテレビドラマ。全25話。
横浜馬車道に「M&R 探偵事務所」を設立した元刑事水原淳(藤竜也)と元新聞記者竜崎駿介(草刈正雄)のコンビが、一攫千金を狙ってさまざまな難事件に挑戦するアクションドラマ。1978年に放映された『大追跡』(日本テレビ東宝制作)の後日談的作品であり、水原淳のキャラクター造型は『大追跡』で同じく藤が演じた刑事「水原慎介」を継承している。
主題歌『ロンリーハート (Lonely Hearts)』はクリエーション(リードボーカル:アイ高野)の歌演奏でヒットしたが、番組の視聴率は8-9%台と2ケタに到達できず、この作品を最後に日テレ火曜9時台のドラマ枠に終止符が打たれ、9月最終週から2時間ドラマ枠「火...
女子大生が殺され、なぜかネックレスだけが奪われた。その捜査の最中、世田谷西署の川合(三浦友和)は、立科由里(石橋奈美)という若い女性から、相談したい事があるとの電話を受ける。川合は1年前のある事件がきっかけで、北海道から歌手を目指して上京した由里と知り合ったのだった。だが、彼女は、電話してきた翌日、絞殺死体となって発見される。川合は彼女の遺留品のネックレスに注目する。地道な捜査で、ネックレスを売ったという人物を突き止める。ネックレスは、露天商のカトマンズ(六平直政)の手作りで、女子大生が買おうとしたとき、横から若い女を連れた中年男が割り込んできたという。カトマンズは、何十倍でも金を出すからと食い下がる男を断って、そのネックレスを女子大生に売った。二つの殺人事件はネックレスで繋がっていた。川合は由里が働いていたクラブで、彼女が経営者の中岡(京晋佑)の愛...
血で血を洗う群雄割拠の極道列島!
10年前の浪速抗争で、黒田組に立ち向かって服役した岡山の平尾組組員が出所した。放免祝いに義信と一平が岡山に向かう一方、黒田組は最強武闘軍団と言われる鷹見組を岡山に乗り込ませ、山陽道制覇に乗り出していた。標的とされた平尾組の組員雄二は、舎弟を殺され極道魂を燃やす…。
春田組幹部が本郷組組員一色を名乗るヒットマンに殺害され、その一色も春田組を騙る男たちに殺される事件が起こった。しかし、本郷も春田もそれがふたりの組を陥れようとする伊能の策略だと見抜き、伊能の関東進出を防ぐ為、兄弟の盃を交わす約束をするのだった。一方その頃、北九州に元岸田組組員大磯銀次が5年の刑期を終えて戻ってきていた。かつて本郷と戦って命を落とした吾郎の実弟で、岸田組組長暗殺の罪を伊能が本郷にきせた事実を知る人物でもある銀次は、そのことをネタに伊能を恐喝。焦った伊能は、銀次の口を封じるべく北九州に乗り込んだ。そして、それを知った本郷もまた、伊能を倒すチャンスとばかり北九州に入ると、渋沢組の女親分勝代の協力を得て、伊能を追い込んでいく。壮絶な銃撃戦が展開され、銀次を初めとする多くの血が流される中、またしても伊能を取り逃がしてしまう本郷。だが、彼は...
四国は四国連合という不可侵の一枚岩の元、各組は共存の形を取り、関西の最大勢力である光和会にとっても手の出せない地域である。だが、西瀬戸自動車道の建設費1兆3000億円の利権を巡って、やり方を選ばない男、岸田組組長の伊能政治は直系の鮫島に命じ、四国制圧に乗り出した。そんなさなか、新宿本郷組組長、本郷流一は恩義のある岸田組の先代組長岸田巌の三回忌の為に高知に来ていた。色めき立っている各組の男たちの中に、じっと耐えている者たちがいた。土佐一家とその組長、桂龍太郎である。挑発されても決して乗らない態度に業を煮やした配下たち。桂の兄弟分である本郷は彼の手助けをするが、身内が殺されてしまう。怒りに燃えた本郷は東京から幹部を呼び出し、地獄の抗争の火蓋を切って落とすのだった。
『松本清張原案時代劇スペシャル 文吾捕物絵図 張り込み』のタイトルで、1996年4月5日の21時 - 22時49分に中村橋之助(文五役)主演で放送された。サブタイトルは「恋人は現れるか 謎の父娘と暴かれる悲しい過去」。
『修羅がゆく』のスタッフが描く新たなる極道巨編!
関東進出を目論む関西黒田組は笹尾組に接近し、深大寺一家の総長を襲わせ、漁夫の利を得ようと企む。一方、塙総長を襲われた一平、健、義信は、最後の博徒と言われる沢村を助け、笹尾組とその裏にいる黒田組に報復するため熱海へと向かう…。
名倉五郎は15年前の夜、九州佐世保のPXの倉庫に放火して密輸された大量のヘロインを盗み出した。しかし、その放火現場を店員の早苗は見ていた。早苗は誰にも言わないと懇願したが、名倉の15年間の逃避行につき合わされるはめになった。時効まであと10日という頃、名倉はベイサイドクラブへやって来た。その日は彼が部下の龍に持たせてやったこの店の開店記念パーティだった。名倉はナイトパブで事件の同胞、山口と会っていた。その二人の様子に見入る男がいた。早苗のかつての婚約者梶山で、15年間ずっと名倉と早苗の消息を探していたのだ。しかし、いつしか早苗は名倉を愛するようになっていた。梶山は龍に名倉の過去をばらし、今のうちに蹴落とせばヨコハマの顔役になれるともちかけた。龍の裏切りにあい、名倉の立場は苦しくなった。警察や対抗勢力の朝霧組も動き始めたのだ。山口はチンピラに殺され...