山中の村水神村のダム建設計画が、新知事横尾の公共事業見直しによって中止になった。このため、村には大きな波紋が。昔から、ダムを巡って村の有力者秋月家と本位田家が対立、互いに憎しみを募らせていた。酒造業を営む秋月は建設に反対、土木業の本位田は推進派で、両家は元々親類だ。また、十年前、秋月家の先代秋月善太郎が謎の失踪を遂げていた。そんな中、代議士本位田大三郎の遺体がダムで発見される。大三郎の娘鶴代は秋月家の仕業だとして、金田一に調査を依頼。村にやって来た金田一はダムで義眼を拾い、持ち主を探しながら捜査を始める。
放送日期:2002年4月29日
改编自「車井戸はなぜ軋る」
岡山県の失神村で、温泉宿を営む蓮池紋太夫の秘書直次郎が殺された。蓮池家の屋敷稲荷の中で、カラスの羽根をくわえ、首吊りにされていたのだ。金田一と河合警部は調査を開始し、3年前に起きた蓮池珠生の夫貞之助の失踪事件を知る。貞之助は屋敷稲荷にカラスの血で「3年後帰る」と書いた祝詞の折本と、カラスの羽根を残して消えたという。直次郎殺害は蓮池家の宿敵兵頭家の仕業だと噂も立つが、金田一は、2つの事件に共通するカラスの羽根に興味を抱く。
放送日期:1996年3月25日
改编自: 「鴉」
原作:池波正太郎「侠客」
侠客の祖といわれている幡隨院長兵衛(村上弘明)が、生涯の友となる旗本水野十郎左衛門(渡瀬恒彦)と初めて出会ったのは、長兵衛がまだ、塚本伊太郎と名乗っていた頃。ある晩、目の前で父伊織(北村総一朗)を刺客に殺され、自らも白刃に囲まれたところを助けられたのであった。町人として暮らしていた伊太郎には父が殺された訳すら知る由も無かった。父の仇唐津八万石の暴君寺沢兵庫頭(中原丈雄)を討つまでの紆余曲折を中心に、仇討ちに力を貸す口入れ屋山脇宗右衛門(神山繁)との信頼関係、その孫娘お金(野村真美)との恋や、剣客笹又高之助(石橋蓮司)との確執と多彩な人間模様が展開される。【以上、時代劇専門チャンネル広報資料より引用】ロケ協力:京都 大覚寺、栗生 光明寺、大本山 随心院。【役名(演技者)】塚本伊太郎[幡随院長兵衛](村上弘明)、笹又...
第1話:いつからか僕は
■STORY
いつものように会社に向かうサラリーマンの石井。穏やかな男だが、最近、妙な妄想を描くようになっていた。
それは不愉快なことが起こると「相手を殴り殺す」というものだった。
ある日、いつものように不愉快な想いをして妄想で殺していたはずが…!!
第2話:意味もなくみんなで笑おうハッピーに!!
■STORY
高校教師の川端は不良学生の陰湿ないじめに遭っていた。それでも、いつも笑みを絶やさず、生徒に優しく接していた。学校側は見て見ぬふり。仲間の教師も同情はするものの、手助けはしてくれない。
しかし、彼にはある計画があった。日頃から不良学生を身辺を調査し、行動パターンを把握。
密かに「復讐のその時」を伺っていたのだった。
第3話:ピアスをはずせ!!
■STORY
不良グループの仲間であり、医者で地元の権力者進(平田満さ...
マンションの駐車場で消費者金融会社経営荻原拓郎(近童弐吉)が撲殺された。乙女は被害者の手に残っていた圧迫痕がひどく気にかかる。なぜなら一撃をうけたときに壊れたと思われる腕時計が現場になかったのだ。乙女は米田(布川敏和)と、荻原とは公私共にパートナーという中村綾乃(久野真紀子)を訪れた。綾乃は腱鞘炎らしく、手には包帯が巻かれ、工藤(石橋蓮司)は綾乃の犯行を否定した。しかし明瞭すぎる綾乃のアリバイが乙女には逆に気にかかっていた。
翌日から顧客たちへの聞き込みが開始され、乙女は『柳井工業』を経営する柳井昭一(篠塚勝)を訪ねた。柳井は荻原に融資を受けたが、返済にいきづまり土地も建物も差し押さえられていた。
その後乙女は、洋食屋『キッチン中村』のオーナーが重要参考人として連行されたと聞き、がくぜんとする。その店は、雅樹(蛭子能収)の知り合いの編集者坪内(尾...
1980年8月7日に急性白血病のため、わずか13歳4ヵ月の短い生涯を終えた鹿村由起子、通称ユッコの入院中の交換日記をもとに映画化された感動作。ユッコ役の新人大島明美の純朴なさわやかさと健気さが印象的だ。母親役には、宮本信子が扮している。
東京下町の中小企業セントラル工芸は、マネキンを製造、販売する会社で、社長は藤島元春。専務はその内縁の妻である喜久恵。重役は喜久恵の連れ子である和仁と里実という典型的な同族会社である。ある日、総務課長の勅使瓦と共に釣りに出かけた藤島は、そこで崖から転落死してしまう。こうして藤島家の遺産戦争が始まった。藤島は人一倍心身強健だっただけに遺言状はない。よって法律通り、遺産は妻と子供たちで半分ずつ分配されることになる。ところがこの場合、妻とは別居中の本妻静子のことで、妾である喜久恵には権利は一切ない。こう冷たく言い放つ弁護士安西に喜久恵は怒り狂った。喜久恵は七年前に会社の四千株を自分名義にしてもらっているが、何とか実質的な妻としての相続権を勝ち取ろうと必死だった。子供達に裏切られた上、相続税を支払うために会社を売却せざるを得なくなっていたのだ。そして、藤...
火の鳥--その血を飲む者は不老不死の命を得るといわれている。女王ヒミコによって統一されているヤマタイ国をマツロ国の天弓彦が訪れた。弓彦が火の鳥を射落としてヒミコに献上すれば、ヒミコはマツロ国を攻撃しないと約束したからだ。その時、マツロ国は、高天原族のジンギが率いる騎馬軍団の急襲で全滅し、踊り子のウズメだけが連れさられた。一方、クマソの国では、ヒナクが瀕死の状態でいた。その彼女の病いを漂流者のグズリが快復させた。クマソの長、カマムシはグズリとヒナクを夫婦にさせ、弟ナギ少年は二人の結婚を祝福した。だが、グズリは火の鳥の生き血を求めるヒミコが送りこんだヤマタイ国のスパイだった。婚礼の夜、グズリの合図でヤマタイ国の猛将、猿田彦が指揮する大軍船団が、クマソを攻め滅ぼした。猿田彦に連行されたナギはオロという少女と親しくなる。ナギとオロはヒミコ暗殺を企てるが失敗し...