花村乃里子(沢口靖子)は警視庁鉄道捜査隊東京駅分駐所所属の主任捜査官。同じく刑事であった夫吾郎と結婚するも、1年後に殉職という形で喪っている。大卒で学生時代は演劇サークルに在籍していた、今は小料理屋を営む亡夫の母光代と暮らしている。。。。。
青森の小さな港町。東京へ出稼ぎに行っている夫三作の留守を守りながら、小学生になるふたりの子供を育てている35歳の登世は、夜な夜な抑えきれない性的衝動に苦しんでいた。そんなある日、彼女は末期癌で入院した親友英子の夫聖次と肉体関係を持つようになる。夫と親友への裏切りと自分のふしだらさに心を痛めながらも、聖次との関係に生を実感し逢瀬を重ねていく登世。だが、英子の形見分けにやって来た聖次との情事を、遂に息子の克夫に見られてしまう。以来、聖次との関係は破綻、克夫にも贅沢品を強要されるようになり、登世は精神的にも金銭的にも追いつめられていくのだった。その後、彼女はパート先の事務長佐太郎の愛人になるも、登世との関係の為に会社の金を使い込んだのが発覚した佐太郎は心臓麻痺を起こして他界。登世自身も体を壊し働けなくなる。だが、そんな母親に対して子供たちはあくまで...