『忍びの者』の高岩肇のオリジナルシナリオを、『血煙り笠』の松田定次が監督した時代劇。片岡千恵蔵、大川橋蔵、美空ひばり、中村錦之助など東映を代表するスターが共演した、豪華なオールスター映画。売り出し中の清水次郎長による花会が行われる清水の町は、諸国の親分衆たちが集まり大賑わいだった。息子の名付け親である次郎長に息子を見せようとする吉良の仁吉は、兄弟分である神戸の長吉から縄張りを奪われた話を聞く。縄張りを奪ったのは、仁吉の妻お新の父である安濃徳だという。仁吉はひとりで安濃徳を訪ね、義理を尽くして頼み込んだが、安濃徳はまったく取り合ってくれない。仁吉は荒神山で安濃徳に立ち向かうが、凶弾に倒れてしまい。
市川右太衛門演ずる旗本退屈男が大名家の毒殺騒動に挑む2部作後篇。監督は松田定次。共演は、月形龍之介、高田浩吉、大友柳太朗ほか。前篇は「七人の花嫁」。
東映が1951年(昭和26年)の創立以来30周年を迎えたことを記念して製作。片岡千恵蔵、市川右太衛門、萬屋錦之介、大川橋蔵のインタビューを織り交ぜながら、東映の昔のチャンバラ映画を集めて分類し再構成した映画。本作のプロデューサー東映の豊島泉は「僕だけで200本くらい見たけど、やっぱり一番フューチャーしたかったのは沢島忠監督やったね。ずば抜けて面白かった。沢忠さんというのは、日本映画史の中からすごく欠落している人なんやな。誰かちゃんと評価せんともう忘れ去られると思う。僕らの世代がギリギリ子どものとき見た世代やし。今見てもその感覚は今的やもんな」などと1985年のインタビューで述べていた。
1972年(昭和47年)に劇場用映画の監督を引退したマキノ雅弘は、引退後、テレビ映画の監督を同名義で行っていたが、本作の総監修を機に「マキノ雅裕」と表記を改名した。...
Saotome Mondonosuke, a sword master and guard of the Shogunate, must foil a
Minister's sister's plan to assassinate the Shogun. Yet before he can act, the Minister
pre-emptively kidnaps Saotome's lover and her brother. Starring screen legend Utaemon
Ichikawa in the role he made famous this is one of the longest running series in Japanese
film history. And it features an early a...
玄海灘の怒涛に臨む竜神岬は、天刑病舎があるため世人が恐れ近づがぬ謎の岬だった。ある夜、この岬から医師祐軒と大橋が逃亡を企て、重傷を負った大橋は祐軒の家にたどり着いて息絶えた。祐軒の娘みゆきは父の身を案じて岬へ向ったが覆面の一団に襲われた。危機を救ったのは折よく来合わせた早乙女主水之介の諸羽流青眼崩し。主水之介は黒田藩に武器弾薬などの禁制品密輸入の疑いありとして、探りに来たのだ。
市川右太衛門の当たり役旗本退屈男シリーズの戦後第1作。退屈男が大名家の毒殺騒動に挑む2部作前篇。監督は松田定次。共演は、月形龍之介、高田浩吉、大友柳太朗ほか。後篇は「毒殺魔殿」。
During the reign of 5th Shogun Tokugawa Tsuneyoshi a troupe of Chinese acrobats travel to Japan to help celebrate the building of the Yushima Shrine. At the same time a series of mysterious assassinations take place with a strange and unknown weapon. Master swordsman Saotome Mondonosuke, a 'Hatamoto' (direct retainer of the Shogun) and a man who loves action takes it upon himse...