1956年の開始時から21世紀に入ってなお「週刊アサヒ芸能」誌に50年以上にわたって連載される、小島功の4コマ漫画のTVアニメ化。
古代中国の奥地。仙人だけが暮らす桃源郷では、老師こと全ての仙術を極めた老仙人がその地を統括。だが老師には、まだ修業中の若い仙人の弟子がいた。人間臭さが抜けない若い仙人は、美女の年増仙人、イタズラ好きの3人の乙女仙人たちとも色恋沙汰を繰り返すが。
毎週15分の放映で本邦TVアニメ黎明期の作品だが、同時に最古参の大人向けTVアニメ、そして最も古い深夜アニメとしても知られる。脚本には実写ドラマ『夢千代日記』などで有名な早坂暁が参加している。
第5回ギャラクシー賞第4回期間選奨受賞(出演若尾文子)対象作品。「若尾文子のテレビ初出演の連続ドラマ。戦後の一時期をはげしく生きた作家坂口安吾との生活をつづった未亡人三代子さんの記録を、八住利雄が脚色した。料亭の娘八千代(若尾)が、作家坂田勘吾(藤岡琢也)と出会い、お互いにひかれて結婚する。のんきでお人よしの八千代と、酒とヒロポン中毒で荒れてゆく破滅型作家との、すさまじく、しかも明るい愛情生活が続けられる--という物語で、若尾は「映画とはちがった面を出したい」と意欲を燃やしている。第一回は、八千代が勘吾と知りあい、勘吾にひかれ、傾斜してゆく過程を描く。【この項、朝日新聞1968/01/31付より引用】」若尾文子のテレビ初出演作とされているが実際には本作以前にデビュー(1952年)から間もない1955年の『狐と笛吹き』(日本テレビ)など五社協...