元南町奉行所定町廻り同心神山源十郎は、妻を暴行し自害に追い込んだ朋輩吉見伝四郎を斬り殺した罪で5年間投獄されたが、まともな処分が下らないまま、斬首刑に処せられた。ところが、処刑執行から3日後、深い眠りから覚めた源十郎は、自分が生きていることに気付く。そこへ、市田孫兵衛という男が現れ、源十郎の身代わりを立てて、命を救ったことを告げられる。さらに孫兵衛は、すでにこの世に存在しない源十郎に、まぼろしの“幻十郎”として生き、5年前の事件の真相を探るよう促すのだった。
闇の陰謀に巻き込まれた幻十郎が、5年前の真相を探るため、再び生かされ“まぼろし”となって悪を成敗する。
昭和13年、東京池上。12年前に父を亡くした桂木家は、女ばかりの4人家族。長女松乃(田中裕子)は夫が戦死し、いまは実家に。そして母親の里子(加藤治子)と次女五海(戸田菜穂)、三女七重(田畑智子)とつつましく暮らしていた。そんなある日、叔父の富之介(名古屋章)が酔っぱらって磯島光太郎(小林薫)という落語家を引っぱってきた。その磯島は池上で探し物があるという。松乃は、がさつで調子がよくて、どこか信用できない磯島を好きになれなかったが、その後も磯島はおかまいなしに桂木家にやってきた。奇妙な関係が続くうちに、磯島が天涯孤独の身だと知った桂木家の人々は次第に磯島と打ち解けていくが…。
1993年度上半期(4月5日~10月2日)に放送された、NHK連続テレビ小説第49作目の作品である。平均視聴率は35.2%、最高視聴率は44.5%。全156回。
神戸の医大を卒業し研修医となった、宇佐美悠希(戸田菜穂)が主人公。悠希は大学病院に残ろうとして提出した配属願が仇になり、愼(榊原利彦)との結婚早々にもかかわらず、実家のある京都府伊根町に程近い舞鶴市の舞鶴中央病院の内科に配属され、単身赴任状態になる。しかし、上司となった内科部長の高柳から医療の何たるかを学ぶ。その後、遠距離夫婦ゆえのすれ違いや嫁姑問題から離婚の危機などを迎えながらも、医師として成長してゆく姿を描いた。
昭和20年1月。東京目黒に住む朝比奈家は、空襲のなかで不安な日々を送っていた。朝比奈家は、母親の絹江(岸惠子)と娘3人の4人暮らし。軍医だった父親は前年、ビルマで戦死。母親の心中を察する長女真琴(清水美砂)は、軍人小田切(椎名桔平)との恋を打ち明けられずにいた。
そんなある夜、一家の元に浦島壇吉と名乗る男(小林薫)が現れた。絹江の亡夫と同じ部隊で世話になっていたという。絹江は夫の知人として歓待するが、真琴たちは戦地の話題になるとごまかす壇吉を信用できずにいた。それ以来、壇吉は一家を守るのが自分の使命だと話す。ところが、真琴は壇吉が室内を漁る空き巣まがいの行為を目撃。真琴は出ていけと怒鳴るが、絹江は壇吉をかばい続ける。
昭和20年3月10日の東京大空襲で焼け出された中島咲(岸惠子)は、娘の今日子(清水美砂)と未来子(田畑智子)と共に、芸者仲間だった静江(藤村志保)を頼り埼玉にやってきた。料亭を営む静江から家を貸りて親子三人で暮らし始めるが、血の繋がりのない咲と今日子は喧嘩が絶えなかった。そこへ芸者見習いの敏子(松居直美)と秋代(内田春菊)に加え、料亭の元従業員定子(戸田菜穂)までが同居することになる。
ある日、咲は静江の甥で士官学校幹部柳史郎(小林薫)と再会した。20年前、恋人同士だった二人は互いに心が揺れ動く…。
昭和20年、目黒にある雨宮家では母佳代(岸惠子)と、3人の娘が暮らしている。すでに父は亡く、長男浩一(筒井道隆)は2年前に出征したまま音信不通だ。近所に叔父辰夫(藤田敏八)がいるものの、女所帯では何かと心細い。時折、家には娘たちの知らない女性お春(江波杏子)が訪ねてきた。お春は佳代の弱みにでもつけ込むように、金目のものを要求。お春の言いなりになる佳代の気持ちを、娘たちは理解できずにいた。
長女の文子(清水美砂)は佳代が見知らぬ男性と写っている写真を見つける。文子は写真の男性が浩一と関わりのある人だと直観した。一方、浩一の親友須藤(椎名桔平)は、入手が困難な食料を渡しながら、女所帯の力になっていた。須藤は文子を愛しているのだ。文子はその須藤から「浩一は内地に戻っているかもしれない」と聞く。
昭和15年。東京池上で神林里子(加藤治子)は3人の娘たちとつつましく暮らしている。最初の夫との死別のあと、彼女は順造(小林薫)と再婚したが、彼は17年前に失踪し行方不明になっていた。里子は近所の娘たちに裁縫を教え、長女のみさお(田中裕子)は嫁いで数年で夫が病死、今は実家に戻っていた。そんなある日、順造がひょっこり家に戻ってくる。
昨秋放送し好評を得たジャッジ 島の裁判官奮闘記のパート2を制作します。
「ジャッジ」の主人公は南の島(撮影奄美大島)の小さな裁判所に赴任した判事補三沢恭介。
島でたった一人の裁判官として、刑事民事家事少年、全ての事件を担当し、
司法を通して社会に貢献しようとする、誠実かつ新鮮なドラマは多くの視聴者の感動を呼びました。
また南の島の美しい大自然を背景に展開された、恭介の家族や島の弁護士たち、
支部の書記官などスタッフのチームワークのストーリーも生き生きと描かれ、
さらに緻密な取材に基づく裁判、法廷の描写は好評を博し、続編制作を望む数多くの声が寄せられました。
パート1では恭介が島に赴任してからの1年間を描きましたが、裁判官の島での任期は通常2年。
パート2では、後半の1年間を描きます。
新たな1年、恭介や彼を取り巻く人々はさらに様々な事件...
讲述南方的小岛上,年轻的法官的成长的故事。
三泽恭介(西岛秀俊)是一个年青有为的人,在大阪地方法院管理知识产权案件,做为高度专业技术的审判员的他每天超繁忙的工作着,无意中冷落妻子/丽子(户田菜穗),出于不满丽子带着8岁的女儿麻衣子(升冈明),回到南方老家,家庭面临崩溃。为了挽回家庭,三泽恭介临时调动工作到鹿儿岛县的大美岛,在这个南方小岛上,他面临各种各样的案件,负责一切从民事,家务到少年案件乃至刑事案件,作为一个审判员(法官),同时必须也作为支部长担当行政职务。对以往以专业性的财产诉讼为工作目标的恭介来说,在这个南方小岛上担任法官面临着许多需要克服的困难……