『綺麗になりたい』彼女は、いつも、心の中で叫び続けた。グラビアアイドルとして活動する津田愛美。彼女には学生、内気でモテない性格で理不尽ないじめをクラスメイトから受け、初めて出来た彼氏との間にもトラウマがあった―。
ある晩、当直をしていた用務員の先生が謎の死を遂げた。それは学校中で噂になっている過去に自殺した生徒の霊の仕業だと言われている。その真相を確かめようとした、好奇心旺盛な3人の女子高生もまた謎の死を遂げてしまった。学校側としてこの事実を揉み消そうとするのだが、新任教師の相沢(末永みゆ)は学校長(木曽さんちゅう)の反対を押し切り、外部のジャーナリストに事件解決の手助けを依頼する。こうして捜査を進める中で徐々に学校の封印していた秘密が明らかになっていく。
作家としても活躍し『心霊写真部 劇場版』などの脚本も手掛けてきた福谷修監督が、実話怪談集「恐怖のお持ち帰り ~ホラー映画監督の心霊現場蒐集譚~」を自ら映画化。原作中、特に恐怖度が高いとされる「お持ち帰り」「墓荒らしアイドル」「神隠し」を基に、身の毛もよだつような怪奇譚(たん)をオムニバス形式で描く。キャストには『特命戦隊ゴーバスターズ』シリーズなどの馬場良馬、『映画 暗殺教室』などの松永有紗、戦隊ドラマ「超電光スパークルZ」などの末永みゆらが顔をそろえる。
「夢占いの店 神の手」を営んでいる神宮寺小雪と愛の美人姉妹。しかし、小雪はある時から「占い」をすると、カラダに異変が起きるようになる。玉のような美しい肌がぼろぼろに腐っていくのだ。このまま占いを続けると死ぬかも知れないその時、二人は、失踪した両親に関する情報を得る。死をかけて両親を捜すために「占い」を実行する小雪。その先には思ってもみなかった壮絶な結末が待ち受けているとも知らずに…。