脚の怪我でバレリーナになる夢を絶たれ、かつて鉱山の町として栄えた秋田県小坂町に帰郷した幸子。しかし、故郷の人々は東京帰りの彼女を必ずしも温かく迎えてはくれなかった。 父とは衝突が絶えず、昔の友だちとも溝ができていた。町には若者たちで結成された「KOSAKA DOWN-TOWN BAND」というバンドがあった。県大会を控え、練習に余念がないメンバー。だが、そのひとり豊は新しい農業事業投資への失敗から多額の借金を抱え、練習どころではなかった。そんな彼を、幸子は救う。彼女が借金返済の肩代わりをしてくれたおかげで、豊は高利貸しに土地を奪われずにすんだ。そしてその一件以来、徐々にだが幸子と昔の仲間たちのわだかまりも溶けていくのであった。ある日、町の老人千代子が50年前の鉱山の落盤事故で死んだ人たちの慰霊祭で演奏してほしい、とバンドに依頼してきた。ところが、...
『刑事の証明』(けいじのしょうめい)は、2008年から2015年までテレビ東京BSジャパン共同制作で放送された刑事ドラマシリーズ。全9回。原作は森村誠一。主演は村上弘明。
原作 森村誠一「殺意の複製」、「余命の正義」
主題歌 植村花菜「輝く時間の中で」
広瀬和宏(警視庁捜査一課三係班長警部) 村上弘明
那須恵一(警視庁捜査一課管理官警視) 加藤剛
奥多摩の河原で女性の遺体が発見される。女性は飲食チェーン店を経営する野沢真須美(坪井木の実)で、胸部を刺され、道路から30メートル以上も下の河原に転落したようだ。現場には26.5センチの靴跡が残されていた。