13世紀、東西5000キロにも及ぶ大モンゴル帝国を築いた英雄チンギスハン。彼の墓は800年間世界中の誰も見つけることが出来ず、「史上最大のミステリー」と言われてきた。 番組では、世界中の研究者が探し求めてきた「チンギスハンの墓」の謎に迫る。
モンゴルの遊牧民を統一し、ユーラシア大陸の大部分を征服したチンギスハンは、領土拡大を目指す戦いの途中、1227年に亡くなったとされている。 彼は生前、「自分の死を隠せ」と命じ、埋葬にかかわった人間を皆殺しにさせたという。チンギスハンは、なぜ、どのようにして自身の墓を隠したのか。墓は一体どこにあるのか。
この謎に挑むのは、新潟大学白石教授が率いる日本の発掘調査チーム。彼らが注目するのは首都ウランバートルの東、約300キロにある“アウラガ遺跡”だ。毎年現地調査を行い、すでにチンギスハンの宮殿と霊廟を発見。...