場末の芸能プロダクションを舞台に繰り広げられるコメディ作品。
場末のプロダクションでも芸能界に憧れ夢見る男たちにはデビューのきっかけをつかむ場所。そんな彼らを待ち構えているのは、どスケベな男たちだった…。
童貞ボーイや包茎ボーイ、そして彼らを喰う男たちを描いた「裏芸能界もの」。
ベテラン俳優、堺勝朗の第1回監督作品。
九州の久留米に伝わる、ペニスの形をした神体を担いで町を練り歩くという、奇祭をロケーション。その祭のシーンはユニークだ。堺監督の、そういったこだわりが面白い仕上がりになっている。
とにかく人生に憑いてない男が、死に場所を求めて夜の東京を徘徊するうちに、次から次から出会う奇妙な男たちに連れて行かれる奇妙な場所。そこで繰り広げられる、男を愛することを謳歌する男たち。自分がこれまで付いていなかったのは、男を愛するこんな世界を知らなかったからではないかと、付いてない男が思い出したとき…。
会社からダメ社員のレッテルを貼られクビにされ、恋人と思っていた彼女からはSEXが下手と振られてしまった彼。一気に大事な物を二つ失ってしまった彼は、絶望から自殺しようとする。
しかしある男に「死ぬよりも死んだつもりで新しい世界をいきてみないか」といわれ、ある場所に連れて行かれた。そこはまさに、自由に、本能のままに、男同士の欲望が渦巻く秘密パーティーの会場だった。彼はそこで初めて男の味を知って…。
ある一夜を限定して、大都会東京の各地で行われている男たち...
ゲイワールドの入門書として、ゲイのみならず、広く世間で話題となりベストセラーになった「別冊宝島 ゲイのおもちゃ箱」をモチーフに映画化し、話題性、内容ともに、高く評価された作品。
美しい一人の青年が電車に乗っていると、何か怪しい男がやって来て、彼に擦り寄ってくる。逃げても逃げても擦り寄ってくる男。やがて駅に付くと男は降りていくが、そこに1冊の本が置いてある。あの男が忘れていったのかなと、彼はその本を手にとってみる。その本は「ゲイのおもちゃ箱」。やがて彼はその本を開くと…。というエピローグから映画は始まる。
映画はオムニバス形式の3本立て。つまり1本1本が、その本の中で展開されるゲイワールドのひとつのお話しという、凝った構成なのだ。
エピローグから、その後の3本のお話の全ての主役となる美しい青年を演じるのは、ゲイ映画界最大のスーパースター石井基正。とに...
A woman wants to throw herself off a bridge after her boyfriend of two years breaks things off with her.
佑介は幼少時に母親を亡くして以来、父尚也と二人で暮らしてきた。男手ひとつで自分を育ててくれた父を佑介は尊敬している。
佑介は美容卒業後、ゲイ雑誌のスタイリスト兼モデルをやったりゲイバーの手伝いをし、カメラマンの篠崎と援助交際するなど気ままな生活を楽しんでいた。
一方、尚也は親子ほど歳が違う恋人エリに結婚をせがまれていた。これがラストチャンスかもしれないと思った尚也は、佑介に再婚のことを話すことにした。尚也が家に帰ると佑介が待っていた。尚也は就職もせずフラフラしている佑介を心配するが、佑介はバイトもしてるし家事も進んでやっているので心配ないと言い、尚也と同居してくれる人がいたら結婚すると答えた。尚也は再婚のことを言い出せなかった。
その話を聞いたエリは佑介がゲイだと感づき…
ホモ専用の伝言ダイヤルで知り合った青年に何とか会いに行くために奮闘する男を監督自ら演じているが、この伝言ダイヤル、実はプロホモが経営する悪徳回線で、そこに餌食になった善良ホモがたくさんいることが分って、なんと今夜の恋人になる予定だった青年まで拉致されてしまったが…。