寂しさを紛らすためのプライベートビデオが思わぬ展開を呼んだ!!
慎吾は報道カメラマンを夢見て今はAVの撮影カメラマンをしている。夢ばかりに大きく流されて生きる彼は、同棲していたミオにも捨てられる。
その後、慎吾はギャラが破格のカメラマン募集の求人を見て面接に行き、即採用される。それは求人を出していた中島のプライベートビデオを撮ることだった。大学病院に勤務するエリート医師である彼はゲイであることを隠しもカムアウトもしておらず、特定の相手もなくその場限りの男を探しては欲望を満たしていた。慎吾にはその行為を隠し撮りをして欲しいというのだ。
そして当日、慎吾は中島とサトシの行為を隣室から撮影した。ゲイに興味のなかった慎吾だったが、不思議な興奮を覚えた。サトシが帰ると、中島は慎吾と酒を飲んだ。中島は仕事や家族の愚痴をこぼしながら、今日は慎吾のカメラが回ったこと...
佑介は幼少時に母親を亡くして以来、父尚也と二人で暮らしてきた。男手ひとつで自分を育ててくれた父を佑介は尊敬している。
佑介は美容卒業後、ゲイ雑誌のスタイリスト兼モデルをやったりゲイバーの手伝いをし、カメラマンの篠崎と援助交際するなど気ままな生活を楽しんでいた。
一方、尚也は親子ほど歳が違う恋人エリに結婚をせがまれていた。これがラストチャンスかもしれないと思った尚也は、佑介に再婚のことを話すことにした。尚也が家に帰ると佑介が待っていた。尚也は就職もせずフラフラしている佑介を心配するが、佑介はバイトもしてるし家事も進んでやっているので心配ないと言い、尚也と同居してくれる人がいたら結婚すると答えた。尚也は再婚のことを言い出せなかった。
その話を聞いたエリは佑介がゲイだと感づき…
ある夜、タクシードライバーの雅代の車に宏介が乗り込んだ。彼は人寂しい海まで行って欲しいと言った。雅代は面倒なことに巻き込まれたくないと思いながらも、札束を見せる榊に負け、嫌々車を走らせた。榊はリストラが決定的な異動を命じられ、妻のユリには離婚をせがまれている。深夜の食堂前で車を停めさせ、二人は食事した。トイレに立った雅代は一年前の結婚生活を回想した。彼女は夫の和彦と小学生の息子ツヨシ、和彦の両親と豪邸に暮らしていた。和彦は二代目で我儘なマザコン男で、若い家政婦エミと平然と浮気し、姑の愛子は家柄の違う雅代に嫁いびりを繰り返し、雅代の居場所はなかった。食事中、糖尿病の榊はインシュリン注射をした。食事が終わると再びタクシーに乗り、今度は榊が運転すると言った。二人は互いに素性を話し始め…。
介護ヘルパーの姫子に対し、要介護老人の六輔は、年甲斐もなく日毎に恋心を募らせていた。妻を亡くして以来、恋の甘酸っぱいときめきは止まる事を知らず、エッチな妄想までしてしまう。しかし、そんな目に入れても痛くない姫子が、実は息子の婚約者だと知り撃沈する。だが想いを断ち切れずにいる六輔を見かね、介護仲間たちが協力し合い、息子と姫子の縁談を壊そうと目論むのだが…
初めてアダルトビデオの主演をすることなっためぐ(五島めぐ)に、監督の沖田(清水大敬)は細かく演技指導をつけるが、男性経験の少ないめぐは自信が持てない。なかなか進まない撮影中、沖田は妻かおり(南野千夏)から離婚したいという電話を受けるが、本番中だからと冷たくあしらう。めぐのオナニーシーンの演技を前に、沖田は恋人の奈津子(伊藤清美)とのセックスを思い出していた。やがて、オナニーシーンの撮影を終え、めぐは男優との絡みを始める。慣れないめぐに沖田はフェラチオの方法を丹念に指導、だんだんとめぐは自信をつけていく
ダイニングバーで働くすみえは今日から働くことになった健一と出会う。すえみは自分に自信がなく内気な性格で、何とか健一に自己紹介してその場を去った。仕事を終えた健一が店から出てくると、すみえが待っていた。不安な様子で駅まで送って欲しいと言うすみえに、健一は家が近いから休んでいくよう部屋に招待した。小説家を目指す健一の部屋には本があふれ、すみえは感心した。すみえの母真理子は売春で日銭を稼いでいる。仲間から沖縄で仕事をしようと誘われた真理子は、すみえも連れていきこの仕事に就かせようと算段している。何の取り柄もないすみえを自分の同じ娼婦にしようとしているのだった。そして真理子に売春を強要され、客相手に処女を失うすみえ。そんな過去を抱くすみえと、和美という婚約者と破局した健一。二人の時間が過ぎてゆく中…
警備員の万太郎の初仕事は古い屋敷の蔵に眠る時価二十億のダイヤモンドを警備することだった。警備室には古株の白川がいた。万太郎が屋敷の門の前に立つと、黒い物体が宙に浮いたような姿を見た。それは怪盗ベルサイユの黒バラだった。白川は妻マチ子を警備室に呼び愛しあった。その姿を見た万太郎は邪魔にならぬようコーヒーを飲んで部屋を出て行った。屋敷の屋根に黒バラが降り立った。彼女は蔵の金庫の前へたどり着くが、白川達の悩ましい声に欲情しオナニーをはじめ、通りかかった万太郎にのしかかった。万太郎の絶妙なテクニックで黒バラはエクスタシーに酔いしれた。万太郎は黒バラから宝石を守り表彰された。彼が会社を出ると、自殺しようとビルの屋上へ上がる順子を見かけた。万太郎は彼女を必死で制し、わけのわからぬ感情のまま愛しあい命を救った…。