実際の映像によるドキュメンタリーと、取材をもとに制作したドラマを組み合わせた構成で放送された。特攻隊の隊員たちの身の回りを世話し出撃の時を見送る「なでしこ隊」の女学生が見た、特攻隊員たちの真実の姿を描いている。視聴率16.2%。
東京台場のホテルスタッフとして、千鶴(米倉涼子)は、ある日、ソウルへ単身赴任している兄(仲村トオル)を訪ねるが、マンションで死体となった兄と対面する。警察は自殺と断定するが、納得できない千鶴は殺人事件として調べ始める。調査中、同じく他殺とにらんで動いていた韓国人刑事テジン(チジニ)と出会う。千鶴と刑事は互いに悪印象を抱くが、共に捜査にあたる。捜査していくうちに、善良だったはずの兄が密かにアシスタントの女性と不倫旅行していたことが判明する。千鶴と刑事は不倫相手の居場所を突き止めて利川に会いに行き、兄が浮気旅行をした確証を得てしまう。兄の正体をなじる刑事、そして傷つく千鶴に韓国特有のソナギ(夕立)が降ってくる。
そこで千鶴は今まで抑えていた悲しい感情が一気に押し寄せ、刑事の胸で号泣する。事件を独断で捜査するテジンに上司は停職を言い渡し、彼の将来を気遣...
『お義母さんといっしょ』,2003年1月7日 - 3月11日にフジテレビ系で火曜日午後9:00 - 9:54に放送されたテレビドラマである。当初は全11回の予定だったが、視聴率の低迷により全10回に短縮。平均視聴率9.9%。
2010年冬季 フジテレビ 日剧SP
1995年3月20日、あの日は、月曜日だった。
「地下鉄で何かあったらしい」
8時55分、その1本の電話で、地下鉄職員の妻高橋シズヱさんの人生は変わってしまった。病院に駆けつけた時には、夫一正さんは既に息絶えていた。
いつも通りの日、いつも通りの朝、それは起こった。「地下鉄サリン事件」―――。通勤ラッシュの最中、オウム真理教の信者5人によりまかれた猛毒サリンによって、13人が亡くなり、約6300人が負傷した。
そして、遺族となったシズヱさんもまた、この日を境に「地下鉄サリン事件の被害者」として生きることを強いられた。
あの日、霞ヶ関で何が起こったのか。夫はなぜ殺されなければならなかったのか。亡くなった夫のためにも、その真相を知らなければならない。そんな妻の執念が、夫を殺したサリン散布実行犯元医師の林郁夫(...
文化人類学の教授を務めていた春川高史(渡瀬恒彦)は定年後、カラオケ店の店員を装って「1人でカラオケをしている歌い手」を捜していた。
高史の妻茜(いしだあゆみ)は音楽一家に生まれクラシックに精通していて、今もバイオリン教室をやっている。そんな妻にも仕事をリタイアした今だからこそ、何も言わせず好きなことをしたい。そういう思いからのコーラス隊の結成だった。
ある日、高史はメンバーをスカウトしている最中、松木伸次(瀬戸康史)と、井形俊也(柄本明)に出会う。
すぐに高史は稽古場へ俊也を連れて行き、すでにメンバーになっている面々に紹介した。すると、後日俊也は自分の妻加代(鳳蘭)を稽古場へ連れてきた。加代はピアノが弾けるため、そのピアノに合わせてメンバーが歌った。歌はバラバラだったが、活力があり、みな楽しそうだった。きっとこのコーラス隊はうまくいく…かのように...