塀や金網に囲まれた街、『国際人権保護自立支援特別街区』――俗称、『鳥カゴ』。
そこは、最小限の経費で危険人物を隔離するために作られた、巨大な牢獄。
『住人』は、一歩でも敷地外に出ると、体内に打ち込まれたマイクロチップが破裂し、死亡する。
無法地帯と化した鳥カゴだったが、一般の人々は自由に出入りができるため、興味本位で入ったきり戻らない者も多く、特に若い女性の行方不明者が後を絶たなかった。
しかし、治外法権の鳥カゴ内に公の捜索が入ることもなく、自己責任として放置されていた。
そんな行方不明者を、家族からの依頼で探し出し、連れ戻す『逃がし屋』、ラギとリュウ。
命の危険もかえりみず、ゲーム感覚で仕事を続ける彼らのもとに、ある日、奇妙な依頼が舞い込む。
それは、一人の少年を鳥カゴの中枢まで連れて行ってほしいというものだった。
依頼人が提示したの桁外れの報酬に...
映画研究部(映研)で初めて映画製作に取り組むことになった大学生たちのドタバタぶりを描いた青春映画。映研部員でありながら一度も映画を撮ったことがない大木一徹ら4人の仲間たち。一徹の高校時代の同級生で、現在はボクシングの有望選手として活躍している春樹が大腿骨骨肉腫に侵され、「以前のように動ける気がしない」と、リハビリへの意欲を失っていた。一徹は「春樹に生きる希望を持たせたい」という一心で、仲間とともに映画作りに取り組むが、作品の完成までにはさまざまな困難が彼らを待ち受けていた。主人公の一徹を演じる安川純平をはじめ、「ミュージカル『テニスの王子様』」シリーズなどで活躍する若手俳優陣が出演。監督はサーモン鮭山名義で俳優としても活躍する中村公彦。
あるきっかけで溝ができ、顔を合わせなくなっていた浩太と陽介。彼らは山間にたたずむ洋館へと招かれ、そこで久しぶりの再会を果たす。そこには、高校生とは思えない大人びた雰囲気を放つ漆原や望月兄妹など、浩太たちとは面識のないさまざまな者も呼び集められていた。やがて執事だという森山が現れ、主人にざんげをしないと帰れないと告げられる。洋館を飛び出そうにも、ドローンと森山の監視によって監禁状態に置かれてしまう一同。恐怖と混乱を覚える状況下で、次々と周囲の人間が命を落としていくが……。
幕末を舞台に、新撰組の隊士が柳生十兵衛や宮本武蔵ら歴史上の剣豪と戦う姿を描いた時代劇エンターテインメント。幕府の目付け役辻村を護衛していた新撰組八番隊組長藤堂平助が、柳生十兵衛の襲撃を受ける。過去の人物である十兵衛出現の裏には、幕府転覆を図る長州藩藩士吉田稔麿と陰陽師土御門源春衛の策略があった。馬場徹、神永圭佑、馬場良馬、八神蓮、広瀬友祐らミュージカル「テニスの王子様」で注目を集めた若手俳優が新撰組の隊士を演じる。