鶴彦は銀行勤めをしていたが企業のために自分を殺して働くことに耐えられず退職、その日から「食えるだけ働けばいい」という主義で何とか生活してきた。損害保険の調査事務所に就職。仕事の手始めはある男が起こした交通事故の内容調査で、鶴彦は被害者幹夫の行方をつきとめた。幹夫は食べる物を万引きして暮らす毎日だが、鶴彦は幹夫の生き方に共感を覚える。
雲居鶴彦(沢田研二)は、競争社会に嫌気がさして銀行を辞めてしまいました。妻子を養うため損害保険の調査員となり、ある交通事故の被害者山下幹夫(麿赤児)を探すことになります。やっと出会えた幹夫は元大手電気会社員。しかし今は一切働かず、食べ物を万引して暮らす日々です。鶴彦はそんな幹夫の生き方に共感を覚えてしまい…。つげ義春の世界を思い出してしまうのは小生のみでしょうか? 鶴彦が幹夫とのある「約束」を果たそうとする結末がいつ...
MIKE緒方明監督篇
『31→1の寓話』
愛する金魚がご臨終。埋葬場所を探していたマイクは、ビルの谷間でミイラ化した男の死体を発見。死亡者は2000年に日付が変わった直後にビルから飛び降りた銀行員所沢だった。数日後、マイクの元に狭山という男から僕を探してください。という奇妙な手紙と現金50万円が宅配便で届けられる。期限は4日。
マイクは宅配便の配達票の住所を頼りに古びた団地に赴く。
そこでは15人の女性達が畑を作り、自給自足の生活をしていた。
リーダー格のアツコに、ビルから飛び降りた銀行員所沢の妻、さつきを紹介されるが居場所はわからない。
やがてマイクは狭山と所沢がかつて同じ銀行で働いていたことを突き止めるが
MIKE前田良輔監督篇
『歌姫』
かつて歌手として活躍していたキャバクラの掃除係ナオミ。
酔っ払いに絡まれているところをマ...