原作神保史郎、作画小畑しゅんじのマンガを実写化。アニメ『巨人の星』、実写ドラマ『サインはV』などによるスポ根(スポーツ根性)ブームが巻き起こった後、やはりスポ根ドラマとして大ヒットを記録した『柔道一直線』の後番組として放映された。
幼い頃に母を亡くし、祖母と姉に育てられた沢村純は、行方不明の父を探すため、高校野球で甲子園に出場し有名になろうと考えた。野球の名門名雄高校に入学した純は、野球部の厳しい入部テストに合格、投手として活躍していく。だが、都予選の決勝戦で出会った霧が丘高校のスラッガー二階堂竜が、純の父親の写真を肌身離さず持っていることを知る。かつてプロ野球選手を目指していた父は、有望な新人に目をかけて育てていたのだ……。
物語前半では、前作『柔道一直線』に出演していた桜木健一、近藤正臣がゲスト出演したほか、前作の路線を継承して、荒唐無稽...
演出: 高橋良輔
脚本: 高橋良輔
音楽: 工藤隆
音響: 浦上靖夫
ナレーション: 矢田稔
TV放映された同シリーズ「老ノ坂」「正体を見る」とは異なり、未放映に終わった二編がOVAとして世に出たもののひとつ。
諸国を武者修行して回る小柄な侍林崎甚助重信は、立ち寄った村でもののけの生贄として若い娘が差し出されることを知り、若侍と共にもののけ退治に名乗りを上げることに。娘かつきと若侍山田がさっそく恋仲になるのを横目にしつつ、甚助は姿が見えなくなる秘薬を体に塗ってもののけを待ち受けるが……。
絵本のような独特の画風(作画担当は『まんが日本昔ばなし』にも参加したベテランアニメーター三輪孝輝)が印象的な本作だが、演出は『ボトムズ』等で名を馳せた高橋良輔監督の手によるもの。
【その他のおすすめ】
同題の異色対戦格闘ゲームを原作とした、全2巻から成るOVAシリーズ。超能力をその身に秘めている者として、研究のため組織に監禁されていた若き「サイキッカー」キースは、自由を求め逃亡した先でバーンという少年に匿われる。しかし組織の追及はバーンの助力やキースの能力をもっても抗えず、やがて二人は生き別れになってしまう。それから3年後、キースは世界を震撼させる超能力者集団ノアの総帥として、サイキッカー達の頂点に君臨していた。かつて優しかった彼の面影を知る一人として、サイキッカーに覚醒したバーンは単身ノアに闘いを挑む! 原作ゲームでキャラクターデザインを手がけたアニメーター大貫賢一が総監督を務めている。