“哲学的ゾンビ”とは、物質的には通常の人間と変わらないものの、内面的な意識を持たない状態や存在を指す用語。この言葉から着想を得た本作では、廃材からオーダーメイドの玩具を作ってつつましく暮らす悟と亜居の夫妻が物語の軸に。ある日、意図せず持ち帰った昆虫から未知の寄生体が妻の脳に侵入してしまう。この寄生体疾患には感染者同士が属性を共有する特性があり、亜居はあろうことか連続殺人鬼の属性を継承する。感染から1カ月後、すべての脳細胞を失い、自我を喪失した亜居。“改正脳死法”に従い人権を失った彼女は一種の危険生物と見なされ、殺処分の宣告が下される。
由东京工艺大学映像学科的教授、毕业生和学生制作的11部短篇电影集。
【「バラバラ」スケガワユウキ監督】日々感じているもの、その孤独で、ぐちゃぐちゃしていて、実体のない煙のようなもの、言葉の網では捕まえきれないわけのわからないもの。訴えるような目で黙り込んで訴えず、伝えたいはずなのに笑ってごまかしている。「どうして私は私なんだろう、私が私じゃなくてもいいはずなのに…」【「好き。」内田裕基監督】高校の屋上でギターを弾いている少年みずおは、教室でいつも一人佇んでいる少女の事が気になっていたが、勇気が無く話し掛けられずにいた。それから数年が経ち、教師になったみずおは、教室で再び少女を見つける…。【「Blue Moon」高山隆一監督】昼下がりの午後。ガレージ前で互いのバイクを眺めながらコーヒーを飲む双子の姉妹彩と咲。ゆっくりとした時間の中で会話が穏やかに進ん...