『熱中時代』(ねっちゅうじだい)は、1978年10月から1981年3月まで、日本テレビ系列で放送されたテレビドラマのシリーズである。北野先生(水谷豊)と小学生たちを描く学園ドラマ(計2シーズン)と早野刑事を主役とする刑事ドラマ(1シーズンのみ)が放送された。
なお、タイトルに○○編と付いているのは「刑事編」と「2」のみであるが、便宜上ここでは学園シリーズを「先生編」、刑事シリーズをタイトル通り「刑事編」とする。
先生編
第1シリーズは、1978年10月6日より1979年3月30日まで毎週金曜日21:00 - 21:54に、「金曜劇場」枠で放送された。
当時社会問題になり始めていた教育現場でのさまざまな困難に、体当たりで熱中する北野先生の姿が共感を呼び大ヒットした。初回の視聴率は12.2%(ビデオリサーチ)であったものの、最終回の視聴率はニールセンで4...
山口百恵&永島敏行のコンビで贈るシリアスドラマ。原作はフランスの作家、ロマンローランの「魅せられたる魂」。世間知らずのお嬢さんから、激しい恋、そして出産、未婚の母など、激しい人生の変転の中で少しずつ強くなるヒロインを通して、“自立していく女”をテーマに展開される。山口百恵が演じるのは裕福な家庭に生まれた一人娘小野寺信子。父の急死以来、異母妹の出現など波瀾万丈の人生を歩むことになる。
結婚して3年。夫が営業部長として第一線で働いているため、対話もレジャーもない夫婦生活に不満を持つ妻。だが突然、夫が早く帰宅し始め、家事を手伝い、2人で外出するという、妻の願いがすべてかなう生活が訪れた。その変化に最初は喜んだ妻だったが…。3回目の結婚記念日を迎えた大仁知成(船越英二)と由木子(京マチ子)夫婦。だが、知成の帰宅は相変わらず午前3時。由木子は、夫婦をどう考えているのか、仕事ばかりで落ち着いて会話もしたことはない、妻を背広をハンガーにかける道具だと思っているのか、など日ごろの不満をついに爆発させてしまう。そして由木子は翌日、思い切り遊ぼうと外出したが、結局何もできなかった。弟の治夫(長谷川哲夫)夫婦を訪問するが、仲の良さを見せ付けられてしまい、しょんぼりして帰宅。由木子は知成の前で、夫婦で家事や外出をするよその夫婦をうらやみ、自分たちの、ろ...
話数 放送日 サブタイトル 演出
1 1976年10月12日 (サブタイトル無し) 和田旭
2 10月19日 (〃) 西川章
3 10月26日 (〃) 和田旭
4 11月2日 (〃) 西川章
5 11月9日 記憶の中の影[1] 村上瑛二郎
6 11月16日 父と娘と 和田旭
7 11月23日 ひろがる疑惑 西川章
8 11月30日 別れに愛を 近藤邦勝
9 12月7日 母の心は[1] 和田旭
10 12月14日 愛のゆくえ[1] 西川章
11 12月21日 もしも愛が 村上瑛二郎
12 12月28日 そこに母が 日向宏之
13 1977年1月4日 闇からの魔手 和田旭
14 1月11日 愛の横顔 西川章
15 1月18日 愛で癒して 近藤邦勝
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江戸の深夜、ある町角で武蔵屋の娘、お美代がかんざしで突き殺された。平次が留守とあって八五郎の活躍となった。お美代が出かけたという谷中の妙照寺に出向いた八五郎は、蓮月尼という美人の尼さんと逢った。八五郎の報告を聞いた平次は、武蔵屋の言った時間とのくい違いから蓮月尼を怪しいとにらみ、妙照寺にのりこんだがすでにもぬけのからだった。その帰途、武家娘琴江を襲うお高祖頭巾の女お吟、とその配下の黒覆面の侍があった。平次の投げ銭にお吟らは妙照寺に逃れた。そこで、平次と八五郎は顔をつぶされた尼僧の死体を発見した。頬のホクロで蓮月尼と判るが、平次達は、寺社奉行の配下に捕まってしまった。この頃、江戸市中に急激に広がった麻薬の弊害は目に余るものがあった。この取締りには若年寄京極近江守より直々の申付があって、南町奉行所は全力を挙げて奔走していた。与力笹野新三郎と神谷仙八は、一...