岡山の旧街道に面する旧本陣、一柳家に奇妙な殺人事件が発生した。
当主賢蔵(佐藤慶)とその新妻克子(真木洋子)が、婚礼の夜雪に囲まれた離れの建物で殺された。犯人は、建物から足跡ひとつ残さず消えていた。犯人と目される三本指の男(草野大悟)の出没に捜査陣は振り回されるが、金田一耕助(古谷一行)は、被害者の弟、三郎(荻島真一)をマークする。だが、その三郎がある夜、血まみれで発見され、事態はいよいよ混迷を深めていく
雪の離れという密室殺人の謎に挑戦する金田一探偵の活躍を描く。
放送: 1977年 5月7日~5月21日
昭和24年神戸。寺田辰弥(荻島真一)は、自分を捜している人がいることをラジオを通して知る。その人物諏訪弁護士(内田朝雄)を訪ねる辰弥。彼はそこで、自分が岡山のとある村にある旧家田治見家の後継者であることを知らされる。これまで、天涯孤独で生きてきた辰弥にとっては、まさに青天の霹靂だった。そして、諏訪弁護士を訪ねた直後から、「八つ墓村へ帰ってはならぬ」という手紙が届いたりと、辰弥の周りに不穏な影が現れるようになる…。その村は、八人の落武者が三千両の黄金を携えて、岡山の山奥にある村に住み着いたものの、金目当ての村人たちに惨殺されるという出来事が起こった場所。その後、落武者のたたりを恐れた村人たちによって、八つの墓を作られた。そのことに由来して、田治見家のある村は、「八つ墓村」と呼ばれていた
放送:1978年 4月8日~5月6日
禁断の愛に溺れ、夫が、妻が、それぞれの想いのままに罪を犯してしまう。時に逃避行をし、時に完全犯罪を計画。愛する人のために、自分の夫を、妻を陥れる。愛欲の末に、今の生活を壊した男女に待ち受ける結末とは…。信光(荻島真一)は愛人エリ子(八神康子)に逢うため、関越道を北に向かった。妻多佳子(梶芽衣子)は信光を追い、エリ子との密会現場に乗り込んだが、多佳子と信光が口論中に居合わせた強盗がエリ子を射殺。強盗は偶然開いていた多佳子の車のトランクを死体に隠した。やがて死体を発見した信光は驚愕するが、次期外科部長を狙うため、スキャンダルだけはまずい。必死で死体を始末しようとする多佳子と信光だが、その現場を目撃していた男がいたのだった。
荻島真一版『隠密剣士』の続編。正統派時代劇として制作された前作からスタッフを一新してカラーを変え、時代考証に縛られることのない破天荒なアクション活劇として成立した。
越後国に怪しげなる行者が現れ、大勢の人をさらっているとのうわさを聞きつけ、駆けつけた隠密剣士松平信太郎。その前に現れたのは、謎の忍者集団暗闇一党の一員「闇の行者」だった。「黒の将軍」「風の魔神」などの怪忍者が次々に信太郎を襲う。暗闇一党に父を殺された少年新吾を仲間に加え、信太郎と忍者賀夜猿の活躍がまた始まる。
第1話では、火を吹く戦車が出現。ほかにも、怪竜を操る怪人、西洋甲冑のような姿の鉄人形、爆弾を積んだ怪鳥兵器、凍った湖上をスケートをはいて襲い来る忍者など、絵的な面白さとインパクトを追求した設定や怪兵器が次々登場、特撮シーンも多分に盛り込まれ、SF時代劇の様相を呈していった。...
12年前の事件を追う記者が行方不明に。売り出し中のカメラマンが真相を突き止める!売出し中の女流カメラマン信子は、若い雑誌記者辻井と丹波篠山にやって来た。山奥の地蔵の掌の上の真っ赤な鬼灯の焼物には、手を触れると死ぬといういい伝えがある。撮影を終えて信子は東京に帰り、十二年前の殺人事件を取材するため辻井は残った。だが、東京の雑誌社編集部にかけてきた辻井の電話の声は、突然悲鳴に変わって切れた。驚いて篠山に信子が戻ってみると、辻井は行方不明になっていた…。
『必殺スペシャル春 勢ぞろい仕事人! 春雨じゃ、悪人退治』(ひっさつスペシャルはる せいぞろいしごとにん はるさめじゃ あくにんたいじ)は、1990年4月6日20:00 - 21:48に、テレビ朝日系列で放送された、ABCと松竹(京都映画撮影所、現松竹撮影所)共同製作のテレビ時代劇。主演は藤田まこと。
概要
本作は主水が十手を盗まれたという話に平行させつつ、シーボルト事件を主題にして、その背後に仕事人達がいたという設定である。シーボルト事件に絡み、実在の人物としてシーボルトや高橋景保が登場する。また、前作に続き滝田栄が出演し、実在の剣客である千葉周作を演じている。
ストーリーに天気も重要な要素として組み込まれ、劇中の随所で気象解説者の福井敏雄による気象的見地からの解説が付け加えられる演出が採られた。
あらすじ
中村主水は風呂屋でくつろいでる際に十...