昭和27年夏、京都見物に訪れた金田一は、学生時代の恋人虹子と偶然再会した。彼女は自分が営むバーに金田一を招き、顧客の貿易商春樹を紹介した。同じ頃、周山村という山村で“墓場荒らし”が続き、虹子の亡夫持田の頭蓋骨が盗まれた。同時に、同村に住む虹子の弟貞夫が失踪する。友人の等々力警部に貞夫捜しに担ぎ出された金田一は、周山村に出向き、貞夫の養母から、虹子の不幸な半生と、7年前の夫の急死で、当初虹子が疑われたが結局脳溢血と診断されたことを聞き出す。
放送日期:1992年7月27日
原作:横溝正史「悪魔の降誕祭」(角川文庫刊)
『新春仕事人スペシャル 必殺忠臣蔵』(しんしゅんしごとにんスペシャル ひっさつちゅうしんぐら)は、1987年1月2日の金曜日20:02 - 22:43に、朝日放送と松竹(京都映画撮影所、現松竹撮影所)が共同製作テレビ朝日系列で放送された時代劇。主演は藤田まこと。 必殺シリーズの長時間スペシャル第8弾である。
概要
1986年11月より放映の『必殺仕事人V旋風編』の新春特別番組として製作された。仕事人たちが赤穂事件の裏で活躍したという設定で、元来の必殺シリーズと忠臣蔵では時代背景が違う。物語冒頭に藤田まことが登場し、この違いについて触れ「どの時代にも、主水的人物がいたと解釈してほしい」との説明を行った。赤穂浪士の一人寺坂吉右衛門が過去に仕事人の元締 上方の虎の配下の仕事人であった事実が明かされ、義士を脱盟した者たちの逸話に仕事人を絡めるなど、虚実...