1996年9月にTV放映され、好評を呼んだミステリードラマの劇場公開バージョン。警視庁の刑事片山は、函館の女子大で起きた殺人事件の調査に着手。事件には売春組織が関わっているようだが、捜査は難航するばかり。頭を悩ませる片山は、ある日“推理する”不思議な三毛猫と出会い… …。赤川次郎作品の大林宣彦による映像化は「ふたり」「あした」に続いて3度目。
2012年秋季 読売テレビ日本テレビ 深夜剧
誰にでも一度くらいは<あの人さえいなくなってくれれば…>と考えた事があるはずだ。
出世の障害になる人物が現われたとき。
親友が自分の恋人を奪ったとき。
セクハラ上司からしつこく何度も嫌がらせを受けたとき。
法で裁けない悪人がのうのうと生きていると知ったとき。
だが、そういう場合でもほとんどの人は何もしないで我慢する。
殺人の代償は大きいと知っているからだ。
しかし、誰にも疑われず人を死に至らしめる毒薬があるとしたら、どうだろう…?
科学者の松井博士は究極の毒薬を開発する。その毒を飲んだ人は、24時間後に心臓麻痺を起こし、死亡する。
そして、その毒は絶対に検出されない。まさに、悪魔の毒薬だ。
完全犯罪を可能にする究極の毒薬が手に入ったら、人はそれを使うだろうか?
使ってしまった人間は、一体どうなるのだろう...