警視庁捜査一課の刑事たちが事件を解決する模様を描いた刑事ドラマ。江藤潤演じる新人刑事の星日出夫が、先輩刑事たちからの指導で成長していく姿も話の中に折り込んでいた。
『次郎長三国志』(じろちょうさんごくし)は2000年(平成12年)1月2日にテレビ東京で放送された12時間超ワイドドラマ(のちの新春ワイド時代劇)である。全六部。
歴代作品では1991年以来、2度目の「次郎長三国志」である。全6部構成の12時間超ワイドドラマとしては最後の作品となった。またフィルム映像モノラル音声で放送された最後の作品になった。
第一部 「清水港の暴れん坊」
第二部 「次郎長売出す」
第三部 「恋女房 お蝶の死」
第四部 「仇討ち そして二代目お蝶」
第五部 「森の石松 金比羅代参」
第六部 「血煙り荒神山」
スタッフ
原作:村上元三
脚本:古田求(1 - 2、5 - 6)、田村恵(3 - 4)
音楽:長谷川雅大
監督:吉田啓一郎(1 - 5)、原田雄一(6)
主題歌:杉良太郎「吉野に風が」(作詞/作曲:小椋佳)
主題歌協力:テレビ...
二枚目の大学講師と優雅な同棲生活を送る主人公(大原麗子)は、宣伝プロデューサーという華麗な職業に就いている。「東京渋谷の公園通り周辺を舞台に、離婚経験者同士の、友情と恋愛の間のもどかしい関係を描いている。ちょうどこのころ、大原麗子が森進一との婚約を発表したことも話題の相乗効果を呼んだ。宣伝プロデューサーの夏子(大原麗子)は離婚して5年、大学講師の健(田村正和)と同棲している。ある日、駐車場で車をぶつけられて海原(藤竜也)という男と知り合うが、海原は娘の真弓(浅野温子)が18歳になったのを機に妻と離婚するつもりでいた。海原は企画プロダクションを経営しており、渋谷公園通りのファッションビル「パル」のキャンペーンを夏子と一緒に行うことになる。第一印象が悪かっただけに、初めのうち、2人はけんかを繰り返すが…。
大正9年。母親を亡くした一人の少年がいた。彼の名は天堂一也(渡辺裕之)。
母親の葬式で、近所の老人たちから、母親は朝倉男爵(高松英郎)にもてあそばれ、捨てられたと聞かされた一也は、朝倉景清と朝倉家に対して、激しい復讐心を抱く。
一方、男爵朝倉景清は、妻の貴久子(稲垣美穂子)と生まれたばかりの娘柳子(高木美保)を連れてフランスから帰国したばかりであった。
そして20年の時が過ぎた。昭和15年、朝倉男爵への復讐に燃える一也と、美しく、気高く成長した柳子が出会い、お互いに反発しながらも激しく惹かれ合っていく…。
太平洋戦争の前後、美しく誇り高く、まるで「風と共に去りぬ」のスカーレットオハラのように生きた女の物語。男爵令嬢として生まれ、美しく誇り高く、気品を持ち機知に富んだ女性朝倉柳子。彼女は父の死、終戦、華族制度の崩壊といった、激動の昭和史の只中を...
ダムに通じる山道の拡張工事を請け負う陣内組は、親会社大和建設と取り交わした契約期間内に仕上げようと、現場主任稲村修を先頭に懸命の追いこみにかかっていた。ところが、陣内組とは商売仇の大鹿組と結託した石材商南波は、工事中の道にダンプカーを走らせて、工事を幾度となく妨害していた。そんな時、陣内源吉の息子壮一が、現場監督として大和建設から派遣されてきた。一方「身許が確かじゃねえ奴は雇わない」という稲村を強引におしきって陣内組の仲間入りをした一匹狼牧は、この大学出の理屈の多いインテリ青年壮一とことごとく対立した。そうしたある日「三百万円だせば、十日間はこの道を通らない」という南波からの申し入れがあった。工事の完成を急ぐあまり壮一は、稲村の反対を押し切ってこの話を承諾した。だが、壮一にそんな大金があろうはずがなかった。そんな時大鹿組の組長英太郎が壮一に三百万円の...
大阪の焼けのこりの一画に、いつからか上方落語や漫才の芸人たちが集った。「芸人村」と土地の人は呼んだ。長屋の二階の一室に、お千は父の半丸と暮している。父は元漫才師で、今はボテ人形造りに凝っていた。酒と女には目がない。お千はそんな父を針仕事で養っている。底抜けのお人好しである。バンドマンと一度結婚したが、死に別れた。半丸のはからいで、お千は扮装踊りの米太郎と見合いした。その頃、長屋に宗二という男が帰ってきた。彼は半丸の元の弟子で、お千の初恋の人だった。彼は商売を始めるつもりという。彼の店へお千が会いに行くと、店に女がいた。家内だといった。お千はたまらず、駈け去った。女はお妙という置引き専門の強者で、警察の目をごまかすため、強引に入りこんで一芝居していたのだ。宗二も共犯に間違われて警察へ引っぱられた。その間に、何も知らぬお千は米太郎と結婚式を挙げた。今さら...
××航空の若い東健一は、看護婦並木玲子をアパッチ機にのせて奄美大島へ向った。小児マヒのワクチンを急送するためだ。ところが、サソリ島上空にさしかかったとき、台風観測所からの緊急指令を受けて着陸すると、そこには観測所を占拠したニセ札ギャングの一味が待ち受けていた。美貌の女首領エミ、パイロット姿の三上、挙銃をつきつける佃、大門、彼らは密出国の途中乗用機が故障したため東の機に眼をつけたのであった。機内で東を待つ玲子の耳に無線ラジオから東とエミのやりとりが流れ、危険を感じた彼女は機を逃れた。彼らが目的地へ行くにはガソリンが足りないことが判り、観測員の吉本を道案内に三上と大門はジープで岬の貯蔵所へ向った。東と観測員達は脱出の機会を狙うがルーガー銃を構えたエミの威嚇の前に身動きならず、本土からの電話にも異変を告げることは出来なかった。一方、帰途にあった三上は隙をみ...
若き日の矢野正五郎は、学習院に教鞭をとりつつ、柔道の研究を続けた。唯一の弟子戸田は関屋柔山の道場移転祝いに代理で出席したが、矢野に悪意を持つ泉らのため袋だたきの目に合った。回船問屋島は矢野に道場建設の援助を申出ていたが、孫娘千鶴は戸田に愛情をよせていた。ある日、矢野は泉らの一味に襲われ、やむなく彼等の虚をついて撃退した。これが新聞に悪く書かれ、学習院教師としての責任を問われ、妹須賀子の縁談も相手の清閑寺家から断られた。清閑寺は富豪椿家の娘早苗との政略結婚を進めていた。矢野を慕う早苗は驚いて雨中を彼のもとへ馳けつけたが、そのため胸の病を悪化させ、大磯の別荘で静養した。矢野は箱根山中で天誅党と名乗る邪悪な柔術家井沢周蔵の一行に会い、その中の鬼石佐平に狙われたが、危く難をかわした。その帰途、矢野は大磯に早苗を訪ね、余命いくばくもない彼女から愛の告白をうけた...