第1回ATP賞個人賞(武敬子)受賞。「アメリカの病院に勤めていた野々村隆之(宇津井健)が契約期間を終え帰国、亡くなった父が20年前に開業した野々村病院の2代目院長に就任する。ところが、金儲け主義に走る院長代理の木井省三(津川雅彦)が経営の実権を握っていたため医療の心もすさみ、病院は腐敗しきっていた。正義感に燃える隆之は、早速、病院の建て直しに乗り出すが…。【ホームドラマチャンネル広報資料より引用】」第10回よりクレジット部分にサブタイトルが入った。各回のサブタイトルは以下のとおり。第十回「来訪者」、第十一回「再会のとき」第十二回「女の友情」、第十三回「男の斗い」、第十四回「新しい芽」、第十五回「二人の世界」、第十六回「心の聴診器」、第十七回「裏の裏」、第十八回「女ごころ」、第十九回「結婚申込」、第二十回「惜春の唄」、第二十一回「母になる人」、第二十二...
主演の中村敦夫の足の怪我で休止していたヒットドラマの再スタート版。阿藤海(阿藤快)のテレビデビュー作。各回のサブタイトルは以下のとおり。第1回「馬子唄に命を託した」、第2回「暁の追分に立つ」、第3回「水車は夕映えに軋んだ」、第4回「地獄を嗤う日光路」、第5回「夜泣石は霧に濡れた(誤り…夜泣き石は霧に濡れた)」、第6回「女郎蜘蛛が泥に這う」、第7回「海鳴りに運命を聞いた」、第8回「獣道に涙を棄てた」、第9回「錦絵は十五夜に泣いた」、第10回「飛んで火に入る相州路」、第11回「駈入寺に道は果てた」、第12回「九頭竜に折鶴は散った(「九頭竜」にルビ「くずりゆう」が付く)」、第13回「怨念坂を螢が越えた」、第14回「明鴉に死地を射た」、第15回「木っ端が燃えた上州路」、第16回「和田峠に地獄火を見た」、第17回「雪に花散る奥州路」、第19回「冥土の花嫁を討て...
高田馬場のビッグボックスがマッチ箱のように見える辺り、裏には神田川が流れている商店街。20年ほどに急発展し1,2階に店舗を構えるビルが林立している。その一軒に昔の味に固執し、先祖伝来の製造法を守って細々とのれんを張っている豆腐屋の野沢家と、江戸以来の老舗うどん吉ののれんを捨て屋号を変え、ピザ店にした桜木家がある。喧嘩と和解を繰り返すこの二軒。家族中のお荷物を引き受けてしまう豆腐屋次男と、強気なピザ店の確執をホームドラマとしてユーモラスに描いている。
大病院に勤務していた野々村隆之(宇津井健)は念願の地域医療をめざした病院を吉祥寺で開業することにした。野々村の父親野々村智(伴淳三郎)が全財産を投げ出して協力してくれて形ばかりの理事長になり、実際の運営は、強面で口うるさいが人の好い事務長須崎八一に任せることになった。また、婦長には野々村が、インターン時代からお世話になっている看護婦広島友子(山岡久乃)が就任してくれることになった。だが、同期の久米丈二(津川雅彦)は優秀な外科医だが、主任看護婦の北見紀子(夏目雅子)とは以前から良からぬ噂が立っており、大学病院から追放同然で野々村が引き受けた形であった。また温厚な内科医の村岡啓介(関口宏)は病弱な妻を抱えており、後輩医師の坂井田一平(三浦浩一)は前途有望だが、生真面目で融通がきかないところがあった。
そんな開院前日に腹痛を訴えた子どもを連れて母親...