『必殺仕事人V風雲竜虎編』(ひっさつしごとにんファイブ ふううんりゅうこへん)は、1987年3月13日から7月31日まで、テレビ朝日系で毎週金曜日22:00 - 22:54に放送された、朝日放送と松竹(京都映画撮影所、現松竹撮影所)共同製作のテレビ時代劇。全19話。主演は藤田まこと。
必殺シリーズの第28作、必殺仕事人シリーズの第8作、中村主水シリーズの第14作である。
放送期間 1987年3月13日 - 7月31日
放送時間 金曜22:00 - 22:54
概要
前作『必殺仕事人V旋風編』が、出門英のスケジュールによる降板と視聴率の低迷で打ち切りとなった直後の作品で、旋風編の正当な続編であり、主題歌など、いくつかの要素はそのまま引き継がれている。
旋風編で降板した出門とひかる一平の代わりに、当時大河ドラマ『独眼竜政宗』に出演していた三浦友和と...
第1回ATP賞個人賞(武敬子)受賞。「アメリカの病院に勤めていた野々村隆之(宇津井健)が契約期間を終え帰国、亡くなった父が20年前に開業した野々村病院の2代目院長に就任する。ところが、金儲け主義に走る院長代理の木井省三(津川雅彦)が経営の実権を握っていたため医療の心もすさみ、病院は腐敗しきっていた。正義感に燃える隆之は、早速、病院の建て直しに乗り出すが…。【ホームドラマチャンネル広報資料より引用】」第10回よりクレジット部分にサブタイトルが入った。各回のサブタイトルは以下のとおり。第十回「来訪者」、第十一回「再会のとき」第十二回「女の友情」、第十三回「男の斗い」、第十四回「新しい芽」、第十五回「二人の世界」、第十六回「心の聴診器」、第十七回「裏の裏」、第十八回「女ごころ」、第十九回「結婚申込」、第二十回「惜春の唄」、第二十一回「母になる人」、第二十二...
大病院に勤務していた野々村隆之(宇津井健)は念願の地域医療をめざした病院を吉祥寺で開業することにした。野々村の父親野々村智(伴淳三郎)が全財産を投げ出して協力してくれて形ばかりの理事長になり、実際の運営は、強面で口うるさいが人の好い事務長須崎八一に任せることになった。また、婦長には野々村が、インターン時代からお世話になっている看護婦広島友子(山岡久乃)が就任してくれることになった。だが、同期の久米丈二(津川雅彦)は優秀な外科医だが、主任看護婦の北見紀子(夏目雅子)とは以前から良からぬ噂が立っており、大学病院から追放同然で野々村が引き受けた形であった。また温厚な内科医の村岡啓介(関口宏)は病弱な妻を抱えており、後輩医師の坂井田一平(三浦浩一)は前途有望だが、生真面目で融通がきかないところがあった。
そんな開院前日に腹痛を訴えた子どもを連れて母親...
50万部のベストセラーとなった主婦が書いた戦争体験記を、国際児童年にふさわしい企画として映画化した。3月10日の東京大空襲で母と妹を亡くし、父も機銃掃射で殺されて兄と二人だけになった少女の悲しみが、観る者の心を打つ。風化していく戦争の記憶への警鐘として意義深い。