2010年春季 TBS MBS 日剧SP
ある日、藍子とは旧知の刑事三田村が、ある事件のことで「青い鳥」を訪ねてきた。2ヶ月前、母親の相沢りつを介護していた息子の俊介が、本人に頼まれて母親を殺害するという事件(嘱託殺人)があった。俊介は孝行息子として知られており、事件後には自首もしている。その事情を裏付けるりつの自筆の遺書もあり、執行猶予が付くものだと思われていた。
三田村は俊介に同情し、俊介の希望でりつの部屋を整理して欲しいと依頼する。三田村工藤と共にアパートを訪れた藍子は、誰かが自分たちよりも前に整理を済ませたような違和感を覚えた。その整理の最中、食器棚の上にあった海苔の缶の中から、3200万円もの残高がある預金通帳を発見して驚く。藍子は、その通帳と一緒に入っていた壊れた眼鏡が気にかかる。通帳の金は、りつの2番目の夫が、かつて事故死した時に受...
治験ボランティアが陥る恐怖を描いた「サル」「saru phase three」「モルモット」に続く、葉山陽一郎監督による新たな「サル」シリーズの第1作。ウィルスに感染してから検査で感知できるようになるまでの空白期間=ウィンドウピリオドを題材に、HIV感染の恐怖を描いたメディカルホラー。訪問介護ヘルパーとして働く青年福家稔は、心臓の病に倒れるが、奇跡的にドナーが見つかり、移植手術を受けて健康を取り戻す。同じ職場の希とも結婚して子どもも儲け、仕事にも復帰するが、その後、移植手術の際に使われた輸血用血液製剤にHIVウィルスが混入していたことが発覚。妻の希と生まれたばかりの子どもにも、すでにウィルスが伝染していた。次第に病状が進行する稔は、日に日に体力も衰えていき……。