かつてのテレビドラマの人気ジャンル、青春ドラマを再びテレビによみがえらそうと「それゆけ!青春」を制作するディレクター大沢佑介が、時代遅れと上司や周囲の同僚の反発を受けながらもドラマ制作に奮闘する姿を青春ドラマ風に描いている。
実在のテレビ朝日を舞台とし、劇中劇である青春ドラマの放送時間が、この番組の放送時間となっている。また劇中に『象印クイズヒントでピント』や『ニュースシャトル』など、当時実在したテレビ朝日の番組も登場するなど、他局が先鞭をつけた「業界ドラマ」のテレビ朝日版とも言える。
しかし、強力な裏番組に押されたばかりかドラマ内容についてもかつての日本テレビの同時間枠で放送された1970年代を中心にした「青春ドラマ」を彷彿する物であった為「時代にそぐわない」と視聴者が離れてしまい歴代最低の視聴率24%を出して1クール(3か月)で打ち切られた。...
珠美が万引き容疑をかけた女性亮子が変死体で発見された。現場の状況から亮子は自殺の疑いが強かったが、彼女がデパート側に慰謝料を要求していたことから、珠美らは殺人ではないかとにらむ。後日、亮子が万引き直後、仲間の男に品を手渡していたた疑いが浮上し、珠美は亮子の夫隆志に疑惑の目を向け、調べ始めるのだが…!
信濃日報社会部の記者水島真知子(沢口靖子)が新聞記者になってから10年。後輩を叱り飛ばし、警察署で夜を明かし、ネタを拾いに裁判所を回り、男性と同じように仕事をこなしてきた。しかし未だキャップにはなれず、真知子は女性新聞記者としての“壁”に苛立ちを感じていた。
ある日、上田市で幼児が用水路で死亡する事件が起こり、警察は事件事故の両面から捜査する。真知子は社会部デスク進藤(内藤剛志)からこの事件のキャップを任された。気合いを入れ、早速、矢崎(長谷川朝晴)、織田(蟹江一平)、加納(大谷允保)と取材を進める真知子。警察関係者や死んだ子供の母親を取材するが、事件事故、どちらも決め手を欠いていた。
ある夜、真知子はネタ拾いに裁判所回りをしていて知り合った地裁庶務の佐伯美佐江(あめくみちこ)と公園ですれ違う。逃げるように去る美佐江。その翌日、真知子は美佐江...