不倫調査員の片山由美(池上季実子)たちは、滝澤理絵(宮本真希)から夫冬樹(池田政典)を調べて欲しいと相談を受ける。由美は滝澤家が経営する結婚式場に潜入。追跡の結果、冬樹と野村朋子(富永沙織)の不倫現場を目撃するが、ある朝、朋子が遺体となって発見される。別の女性との不倫疑惑、理絵の父幸三(増田再起)と冬樹の確執などが浮上する中、冬樹や幸三と密会していた高田久美(小野麻亜矢)が何者かに殺害され…。
ある日突然、妻のかおり(宮地真緒)を亡くしたサラリーマンの浩二(金子昇)は、医者から妻が妊娠三ヶ月であったことを告げられる。仲は良かったが、いつの間にかセックスレスになっていた二人の間に子供が出来るはずがなかった。自分の子ではない。いったい誰の子供なのか?
苛立ちと疑念を深めていく浩二は、不倫相手の玲子(穂花)と再会し、自分の知らなかった事実を打ち明けられる。かつて浩二の子を宿した玲子に対し、子供だけはあきらめて欲しいとかおりが頼んだというのだ。
一方で、そのことへの罪の意識と夫の裏切りに失意の生前のかおりは、小学校時代の同級生中村(河合龍之介)と偶然に出会う。余命半年を宣告され、「死にたくない」としがみついてくる中村を、迷いながらも受け入れるかおりだったが……。