ペットの世話から国家規模の事件まで、あらゆる難題に1人立ち向かう男トーゴーを描いた作品。
抗争の罪を一人で背負い、秋庭一家幹部真木(哀川翔)が刑期を終えて出所してきた。抗争以来、真木と志村組の早瀬は対立しながらも互いに認めあっていた。そんなとき、広域暴力団の誠信会と宇田川組が秋庭一家と志村組を吸収しようと代理戦争を仕掛けてきた。しかも策略にはまった志村組から、早瀬が破門されてしまう。宇田川組に殴り込みをかける早瀬に真木が合流、二人はドスを手に血まみれの抗争に身を投じていく。
科捜研の女性音響捜査官、響奈津子(古手川祐子)は、捜査一課の池上刑事(村田雄浩)の誘いでオーケストラ演奏を聴きに行った。そこで演奏していたバイオリン奏者の一人、五十木亮子(高樹澪)は奈津子の高校の同級生だった。再会をなつかしむ折も折、会場に隣接するホテルの9階の一室で初老の男が殺されるという事件が起きた。9階は楽団員たちの控え室にしてあり、被害者は元芸能記者と称した梶尾宗吉(平泉成)で、自分の杖で後ろから殴られたらしい。掃除係の女性が、非常扉の音、非常階段をかけ降りる音に気づき、白のブラウスに黒のスカートの女性楽団員の姿をチラリと見たという証言をする。その時刻は18時55分で、本番演奏が開始された時刻の10分前だった。駆け足でステージに何とか間に合う時間だ。奈津子は音声分析家の上司、村岡(西岡徳馬)とともに、まず全楽団員の本番演奏とリハーサル演奏との...
延宝八年、春。四代将軍家綱は、体が弱く世継ぎもいなかった。江戸幕府の大老酒井雅楽頭忠清は、時期将軍候補として家綱の次弟綱重を擁立。大半の賛同は得たものの、尾張当主徳川光友だけは異を唱える。将軍位継承の権利は御三家にもあるというのがその理由だった。家綱に変わって独裁政治を敷く酒井には反感を持つ者も多い。三代将軍家光の血を引く館林当主綱吉もそのひとり。そんな中、堀田備中守正俊に綱重出迎えの大命が下った。だが江戸への帰還中、綱重は何者かに殺されてしまう。そこで先代家光の側室桂昌院は実子の綱吉を五代将軍にと願うが、酒井は強硬に異議を唱える。桂昌院は酒井とは最早戦うしかないと決心し、堀田に助力を求めた。だが家綱は死に、時期将軍には甲府綱豊にと遺言を残す。その報せを聞いた桂昌院は、酒井の謀略だと確信していた。そして老中稲葉美濃守の手元へ家綱直筆の...
とあるスーパーの福引き大会で特賞の熱海旅行をねらい気合い十分でくじを引く主婦橘朝子(かたせ梨乃)。念願の熱海旅行は外れてしまったものの高級ホテルのバイキング招待券が当たり、夫の大吉(石原良純)をはじめ大喜びの橘家は、精一杯オシャレをしてバイキング会場のあるホテルに向かう。するとそこでは、人気家具メーカーの御曹司木下柊司(保阪尚希)と藤和水樹(星野真里)の結婚披露宴と新作家具の発表会を兼ねたパーティーが行われようとしていた。すると、どこかの部屋から何かが割れるような音が聞こえ、朝子がとっさに音のした部屋に駆けつけると、ビル会社経営の桜沢真奈美(岩橋道子)が頭から血を流し死んでいた。手際よく現場を仕切り警察の到着を待つ朝子だが、到着し出てきた警官たちは殺人事件現場に向かうのではなく、なんと大吉をご祝儀泥棒の犯人として連行してしまったのだ。朝子はあわて...
-映画製作意図-
「障がい者と健常者」お互いの中にある心の壁を取り払いたい。
これまで、日本の知られざる偉人たちを歴史に残すために映画を製作してきました。
映画の撮影は地域おこしにも繋がるため、ロケ地は本州の山奥の地から九州四国北海道にまで及びます。
その中で、自身が40年間暮らした街川口を舞台にして撮影を行い、川口市の産業や豊かな風景を映画に残したいと
強く思うようになりました。
現在、障がい児者に関わる活動をしておりますが、それはプロデュ―サーとして参加した障がい児教育の先駆者、
石井筆子の映画「筆子その愛-天使のピアノ」製作がきっかけでした。
その製作をしながら、日本の障がい者教育の遅れを目の当たりにしたのです。自身が出来ることを模索している中、
カンヌ映画祭で主演男優賞を受賞したダウン症の俳優パスカルデ ュケンヌ( 「八日目」19...