定年退職した安治川信繁(高橋英樹)は、再雇用警察官として、行方不明者が自発的か否か選別する、神奈川県警生活安全部消息対応室にいる。そこは県警から左遷された室長芝隆之(石黒賢)、新月良美(本仮屋ユイカ)の2人が在籍し、実際の主な仕事は行方不明者リストのデータ化、部屋は元倉庫という地味な部署だ。そんな折、安治川がかつて世話になった先輩の娘内山五月(高島礼子)から相談が。4日前から連絡がとれなくなった恋人を探して欲しいとの依頼だ。10年前に夫を亡くし、息子も20歳を迎えた中で出会ったという。だが恋人の写真を見た安治川と良美は言葉を失う。なんと今朝消息対応室に現れた女が、「彼氏を探して欲しい」と差し出した写真の男と同一人物で…。
身分は曖昧。昇進も関係なし。培った刑事の勘と人脈を武器に再雇用警察官安治川が難事件に挑む!
定年退職した安治川信繁(高橋英樹)は、再雇用警察官として、行方不明者が自発的か否か選別する、神奈川県警生活安全部消息対応室に配属される。そこは県警から左遷された室長芝隆之(石黒賢)、新月良美(本仮屋ユイカ)の2人が在籍し、実際の主な仕事は行方不明者リストのデータ化、部屋は元倉庫という地味な部署だ。
そんな平和な部署に、自発的蒸発者とされていた本間雅史(小野了)が、汐入川で遺体となって発見されたとの一報が入る。現場に駆け付けると、明らかに本間とは別人だったが、遺体のポケットに本間の保険証が。つまり本間が犯人である可能性も否めない。「事件に関わっている可能性が出た以上調べ直すべき」という安治川の一言で、消息対応室は再調査を始めるが、本間の捜索は予想以上に困難...