江戸時代最大のベストセラー「東海道中膝栗毛」を原案に、二人のお調子者が巻き起こす痛快な旅物語の幕開けです。
元役者の喜多八と売れない絵師の弥次郎兵衛は、何をやっても上手くいかずに腐っていた。
折しも、喜多八が出入りする大店の主人が危篤となり、若女将と不倫熱愛中の喜多八は“逆玉の輿”のチャンスを得る。だがその為には、使い込んだ店の金15両を密かに清算せねばならない。
喜多八は土下座して弥次郎兵衛に金の工面を頼むが、弥次郎兵衛にも金のあてなどない。 途方にくれていると、住んでいる長屋の大家が「わけあり女を片付ければ15両出す」と持ちかけてくる。弥次郎兵衛は、十年連れ添った恋女房か相棒の喜多八か究極の選択を迫られる……。
誰もが聞いたことはあるけど、何者なのかわからない“弥次さん喜多さん”の二人連れが、お伊勢さん目指して東海道に出るまでを描く旅のはじまり―...
手品師のダーク五郎は腹違いの妹広子と「夫婦マジシャン」として全国を回っていたが、五郎を「男の中の男」と慕い「五郎の弟分」を自称する司(つかさ)に請われて場末のポメレンケ劇場にやってくる。そこは新興暴力団田亀組の支配する街。劇場も、乗っ取りを目論む田亀組の執拗ないやがらせに遭い風前の灯火となっていた。田亀組の暴力のもと無気力な生活を送る街の人々の心に、五郎は演歌さながらの情熱で様々な奇跡を起こしてゆく。
メ~テレ(名古屋テレビ放送)が制作し、2017年2月1日に放送したテレビドキュメンタリー「シネマ狂騒曲 名古屋映画館革命」の劇場版。名古屋のミニシアター「シネマスコーレ」の副支配人坪井篤史氏に密着し、名古屋を映画で一番熱い地にしようとミニシアターで様々な上映企画やイベントを行い、プライベートではVHS映画を7000本以上も所持するなど、映画愛にあふれる坪井氏の生き様や、その周辺の人々との交流を描く。ナレーションは俳優の竹中直人。17年4月にシネマスコーレで公開。同年11月から全国公開。
Benjamin visits Tokyo to see Miko. At her place, he finds a photo that caught his attention. It was taken at the winery 40 years ago. There are Benjamin, his deceased wife, and Miko's parents in it. Miko starts to tell a story behind it.
命の期限を翌日の朝までと区切られた探偵と、彼を見張ることになったやくざとが、行動をともにするうち互いに友情を持つに至る一晩の出来事を描いたハードボイルド。監督は「BE-BOP-HIGHSCHOOL」に続く2作目の劇場映画となる劇画家のきうちかずひろで、脚本も自ら手掛けている。撮影は「時をかける少女(1997)」の仙元誠三。主演は「時をかける少女(1997)」の渡瀬恒彦と「やくざ道入門」の成瀬正孝。
元刑事の中年探偵が依頼を受けて探し当てた男が、当の依頼人であった愛人純子によって殺された。殺された男は暴力団浜健組組長の一人息子で、しかも妊娠中の妻がショックで産気づき、生まれた子供は22時間13分で死...
主演 小島藤子 / 野村周平 / 宮下ともみ / 中村綾 / 松尾貴史 / 嶋田久作 / 永池南津子 / 忍成修吾 / 勝村政信 / 諏訪太朗 / 木村文乃 / 小松彩夏 / 六車奈々 / 菅原大吉 / 石田長生 / 宇梶剛士 / 大槻ケンヂ / 竹中直人 / チチ松村 / 原田伸郎 / 古田新太 / 山内圭哉
小説家、ミュージシャン、劇作家など多彩なジャンルで活動し、2004年に死去した中島らもの軌跡を、東京芸術大学大学院映像研究科が映画化。中島の短編小説「仔羊ドリー」「微笑と唇のように結ばれて」「クロウリングキングスネイク」を原作としたフィクションパートと、生前の中島と 親交のあった竹中直人、古田新太、宇梶剛士、大槻ケンヂらが、故人との思い出のエピソードを披露するドキュメンタリーパートがミックスされている。ドキュメンタリーパートは「SF サム...
機屋の父と対立して、一宮の地を捨てた良明は、一流デザイナーとしてその地位を築き上げた。しかし、父正蔵の急死の為に家にもどった良明は、後継ぎのことで兄一也と口論となりトップデザイナーとしてのプライドを捨て故郷にもどる決心をつける。東京にいる恋人の令子はそんな良明の身勝手な決意に不満を抱くが、もはや止めることは出来なかった。半月後、再び故郷にもどった良明は、そこで母君子が機織の機械を売ってしまったことを知り怒るが、逆に半月間何も連絡もせず突然もどってきたことを妹美紀から責められるのだった。それでも良明は機織が生き残れる道を必死に模索する。そうして友人佐久間や地元の有力者の助けを得て、若い野心的な地元実業家村山から良明のデザイナーとしての力量も生かせるようないい注文を受けるが、逆に村山にアイディアを盗まれてしまう。それでも負けじと今まで以上に奮闘し新しき道...