『外科病棟女医の事件ファイル』(げかびょうとうじょいのじけんファイル)は、1991年7月11日から9月19日まで毎週木曜日21:00 - 21:54に、テレビ朝日系の「木曜ドラマ」枠で放送された日本のテレビドラマ。
西郷美千花(渡辺えり)は、数え切れないほどの資格を持つ警察署の事務職員。今は刑事課に籍を置いているが、資格を生かせそうな広報課が新設されるという噂を聞きつけ、刑事課長の栗林(笹野高史)に推薦してもらえるよう頼んでいる。そこへ、ある会社社長が殺害されたとの一報が入る。容疑者として社長から金を借りていた男が浮上。しかし、事件当時、道路工事の現場監督をしていたという男は、その証拠として現場で撮影した日時入りの写真を提出する。その写真を見た美千花は夜景鑑賞士の資格を生かし、背景に移っている東京タワーの照明から男のアリバイが崩れる可能性を示唆。捜査を進めた小山田(草刈正雄)は男の犯行を立証し、二人の活躍で見事に事件が解決する。
数日後、横浜みなと署から根本めぐみ(石橋菜津美)を事情聴取しているとの連絡が渋谷中央署に入る。それを聞いた小山田は血相を変え署を飛び出...
外村が経営する精神科クリニックに美也子が訪れたのは、夕暮れの診察時間が終了する頃だった。旅行会社に勤める美也子は、君江という女と同居しており、その君江が異常に嫉妬深くてなやんでいると外村に打ち明ける。帰り道、外村の患者である平山に強引に迫られていた美也子を助けた外山は、彼女をマンションまで送り届けた。それから何日かたったある日、君江から外村に「私達に溝わないで!」と電話が入った。美也子のことが気にかかった外村は彼女に近づき、君江からの電話の件を話した。すると突然美也子の声が君江に変わり、ナイフで外村の膝を刺した。数日後、入院した外村を見舞いに来た美也子はその事を全く記憶していなかった。君江にもう一度会いたいと外村がつめよろうとしたとき、恋人のはるみが病室に現れ、美也子に嫉妬するが、美也子には別の感情がわいていたのだった。外村は美也子の心の秘密を探り、...