主演に高島礼子を据えた“極妻”新シリーズ第2作。組長泰次の妻久仁子は服役中の夫に代わり組を仕切っていた。だが総長が急死し、若頭補佐の半沢が泰次を出し抜いて新総長を襲名。久仁子は反撃に転じようとするが、獄中の泰次が殺害されてしまう。
今、発生した事件と、“お宮入り”と呼ばれる過去の未解決事件との関連を鋭い視点で見出し、その事件資料から真相を究明。渡瀬恒彦演じる京都鴨川東署資料課課長鳥居勘三郎の活躍で好評を博した人気シリーズ「おみやさん」が、2時間のスペシャルドラマとして復活します。
今回は高島礼子扮する京都府警捜査一課の元敏腕女性刑事寺尾みきが、“おみやさん”こと鳥居の資料課に配属されるところからストーリーが始まります。なぜ捜査一課の敏腕刑事が資料課へ…?そこには彼女がどうしても犯人を逮捕したい、ある未解決事件がありました。
犯人逮捕に執念を見せるみきは、おみやさんの独特な捜査の進め方に反発。一方のおみやさんもみきの奥底に秘めた暗い過去にゆっくりと迫りつつ、その頑なな心を解きほぐしていきます。
そんな2人がやがてたどり着いた“弾丸なき殺人事件”の意外な真相とは?
とあるプールバー。刑事の海藤兼作は、覚醒剤の密売取引現場を押さえようとして、階段から落ち、後頭部を強く打ってしまった。入院した病院には、彼の婚約者南川藍子が勤務していた。彼女は現在、女性を暴行した患者、追分を診察していた。追分は自分を捨てて男に走った母親に愛憎を抱いていて、それによって精神のバランスを崩していた。そんな折、殺害後被害者のまぶたを切り取るという異常な猟奇的殺人事件が起こった。事件と符合するように藍子のもとに悪質な脅迫電話が頻繁に掛かるようになった。海藤はその後、回復に向かってはいたが、ある日、藍子とのセックスの最中、無意識に藍子の首を絞めたことから、脳に異常があることが判明。右脳の人格と左脳の人格がそれぞれ独立して機能するようになっていることがわかるのだった。一方、警察は追分に殺人罪の容疑をかけようとうしていた。しかし、海藤は十年前の殺...