Directed by another old master of chanbara almost exclusively of the jidai-geki samurai variety. In 1969, these kinds of films were on the wane. Many good directors were finding themselves high-and-dry, even when it came to bread-and-butter assignments. Uchikawa found most of his later work in TV as his movie career faded.
“男の紋章“シリーズで好評を博した高橋英樹の新シリーズ化を狙った第1作だが、興行的にふるわずこれ1作で終わった。政党の大物の書生政吉は、主人を殺され自分の非力さを悟り、ヤクザ修行の旅に出て苦しい修行の末、一人前のヤクザとなって帰ってくる。
定年退職した安治川信繁(高橋英樹)は、再雇用警察官として行方不明者が自発的か否か選別する神奈川県警生活安全部消息対応室にいる。県警から左遷された室長芝隆之(石黒賢)、新月良美(本仮屋ユイカ)が在籍。主な仕事は行方不明者リストのデータ化、部屋は元倉庫という地味な部署だ。
ある日、横浜東署から厄介な事案が。行方不明者の大学講師行橋文夫(福士誠治)の家が政治家一族なのだ。文夫の母菊江(山下容莉枝)の父は元大臣太造(勝部演之)、夫繁夫(金田明夫)も神奈川県議会の議長。文夫の妻優香里(仁村紗和)も実母が経営していた会社の社長に就任したばかり。しかも文夫が姿を消したのはその就任パーティの日で――。その矢先、汐入川で発見された遺体の女性が、文夫の愛人とされる元教え子だと判明する。保身のため隠蔽を画策する行橋家の圧力で、警察内に忖度が渦巻く中、矜持を貫...
During the 1880's a young swordsman, Saotome Gengo, on his way to Tokyo stops at an inn in a small town. But he does not know that his prowess has already attracted envious attention and that Senzo, the boss of the local gang, plans to have him killed. Seiji, the disowned son of the innkeeper, has run up a big gambling bill and, to settle it, the hoodlums decide to kill him. He...
母村田きよの仇を討ち、刑務所入りした大島竜次なきあと、大島組は芝浜組に荒らされ、晴子は芝浜に借金のかたに身体を狙われていた。子分の辰、鉄也はいたたまれず芝浜組に殴り込んだ。不意を衝かれた芝浜組は、辰たちに応戦したが、そこへ出所したばかりの竜次が応援にかけつけた。喜ろこぶ辰、鉄也、晴子をよそに、芝浜は竜次を亡きものにしようと企むのだった。父母の墓前で、大島組が芝浜のためにいためつけられたのを知った竜次は、晴子のとめるのも聞かず、芝浜と対決を心に決めた。竜次出所の祝宴の夜、芝浜の子分が竜次を狙った。怒った竜次は、芝浜組に出向き、みえをきった末、借金のかたに身を売ろうとする娘利江を助け出した。竜次は晴子に利江を預けると、父母の菩提寺頼山寺に居をかまえた。その頃、芝浜の賭場が荒された。竜次のさしがねとにらんだ芝浜は、喧嘩支度で乗り込んだが、実は、竜次が服役中...
朝日名隆は優秀な腕を持つジェット機のパイロットだったが、飛行中に負傷した福田機長を助けようと、管制塔の指示を無視して強行着陸したため、ライセンスを剥奪されてしまった。隆の腕を惜しんだ航空検察官宗方は、福田の協力で隆のライセンスを取り戻して貰い、隆を航空検察官の一人にした。航空検察官とは航空網を利用する犯罪組織を摘発するのが任務である。隆は間もなくひとつの事件にぶつかった。香港に働きに行っていた踊り子が帰国直後に殺されたのである。その頃、香港に働きに行っている踊り子が次々に行方不明になっていることが明らかになって、宗方らはひそかに捜査していたのだが、空港で殺されたのは、行方不明になっていた踊り子の一人だったのである。早速、香港のインターポール支局に飛んだ検察官貝塚の調査で、踊り子を香港に紹介しているエンゼルプロが彼女らを南ベトナムに売春婦として売りと...
軍医として出征した竜次は、中国戦線で部下だった流れやくざの虎鮫を連れて帰還したが、乾分の待つ自宅には帰らず、清村組の一人息子の遺品を届けに寄り道をしていた。清村組では、組で請負っている帰国兵舎工事の資金を乾分の鈴木に持逃げされ困り果てていた。それを知った竜次は請負の代人を戦死した清村の代りにと買って出るのだった。村田組を卒いる義母のきよ、そして晴子らは竜次の帰還を心から喜んでくれた。翌日から竜次の活躍が始った。建設予定地の下見に出かけた竜次は、その土地が笹塚の縄張りであり、その笹塚には渡世人の間でも評判の悪い徳三がつき更に町長までがグルと知った竜次は、師団本部に親友の藤木中尉を訪ね、将校の軍装一式を借り出した。彼は辰と虎鮫にそれを着せて、ニセ憲兵になりすまし、町長を脅かして作業員集めに成功した。怒り狂った徳三は、かくまっている鈴木をしめあげて、持逃げ...
渡世人“昇龍の政”こと政次は網代組の刺客として、野上組組長松蔵を斬った。昭和初期、夕陽にそまる大阪のある港町での出来事である。政次は松蔵の娘マキの結婚披露の席とは知らず斬り込んだことを深く後悔し、また網代の汚なさに腹を立てて大阪を去った。一方マキは結婚も解消され、心乱れる日々が続いたが、遂に父の仇をうとうと決心し昇竜の刺青を求めて旅発った。政次は東京で写真家華影のもとに弟子入りし、堅気の生活を送っていた。ある日政次は関東一円の親分衆の集まりで記念撮影を依頼されたが、不出来で怒った戸塚にその代償として華影館の立ち退きをせまられた。責任を感じて単身乗り込んだ政次と急を聞いてかけつけた華影に、戸塚は弁償金一万円を要求した。戸塚の悪の手は次第に華影や写真師たちに及び、意を決した政次はサイコロで片を付けようと戸塚に願い出た。そして戸塚家に身を寄せているマキが代...