『寝たふりしてる男たち』(ねたふりしてるおとこたち)は、1995年1月12日から3月9日まで、日本テレビ系列で毎週木曜21:00 - 21:54(JST)に放送された読売テレビ製作のテレビドラマ。
Ryu (Akira Kobayashi) sets foot on the Yokohama port with a suitcase filled with 300 thousand dollars. He was sent by a jewellery company in Hong Kong to retrieve a certain diamond that was stolen from them. The “Himalayan Star” is worth a couple hundred million yen and unbeknown to Ryu, it now lays in the hands of Aizu (Jo Shishido), the infamous ”Pirate of the Tokyo Bay.”
雲仙高原を馬に揺られながら行くのは、ギターを抱えた渡り鳥の滝伸次だ。伸次の眼下を行く観光馬車が覆面をした三人組に襲われた。伸次は得意のムチで三人を追いはらった。馬車の乗客は、大洋貿易の社長磯部と雲仙観光の経営者信夫の妹由紀、それに長崎にいる父親を訪ねてきた三木みどりという少女だった。由紀の持っていた観光事業資金一千万円が強奪されていた。みどりの父親三木が、佐世保のキャバレー“バタフライ"のボスであることを知った伸次は、みどりを連れ佐世保に行った。が、三木は知らぬとみどりをつっぱねた。伸次は地下の賭場におりた。外国人竜のカードはイカサマだった。伸次は側で見ている三木の乾分哲をしめあげた。馬車強盗の一人だったのだ。哲は平和運輸から頼まれたと口をすべらした。伸次は長崎の平和運輸に乗りこみ、金は無事に由紀に戻った。伸次が帰った後、三木のところに磯部が現...
ギターと親友浩一の遺骨を抱えた渡り鳥の伸次が、函館に着いた。浩一の故郷がこの港町なのだ。二人は東京のナイトクラブの楽団員だが、麻薬中毒の浩一は何者かに殺されたのである。浩一の実家である岡野造船所を訪ねた伸次に、父の治五郎が剣もホロロだったのは、造船所の経営が思わしくないからだ。妹の由美だけは伸次に好意をもち、兄は幸江という女と結婚していると告げた。伸次はキャバレロキシーに出かけて幸江を指名したが、ボスの黒川はその伸次をただの流れ者でないと見破った。事実、伸次が探しているのは浩一を殺した男だ。右手にサポータをはめた政としか判っていない。翌日、函館に着いたとき自動車事故でケガをした良太坊やを病院に見舞った伸次は、その母が幸江と知って驚いた。そのころ、黒川のもとに漢栄昌の使いと称するハジキの政が流れ着いた。黒川は五百万円の抵当に岡野造船所を乗ッとり、倉庫...
佐渡の島にギター一つの渡り鳥滝伸次がやって来た。そして伸次を弟の仇と狙うハジキの哲と伸次を慕う踊り子ユリも……。島のボスは高見鉱山の支配人榊原で到着早々伸次が暴走する馬車から助けたのは鉱山の女主人静江の妹則子と静江の子利夫だった。則子は榊原の横暴を訴えて伸次を頼ったが一蹴された。榊原は廃坑を掘り始めた。伸次は榊原の秘密を知るため、そして哲は伸次の弟殺しの証拠を探るため、揃って榊原の乾分になった。廃抗の中には戦争中国民から集めた貴金属があるという話だった。廃坑にバリケードを張って対抗する伸次を殺せと榊原は哲に命じたが、哲は引受けない。東京から殺し屋ジョウがやって来た。伸次の活躍で鉱山の仕事は静江や則子の期待通りに進んだが、榊原の横暴さは増した。伸次は榊原と静江の間を疑った。伸次を襲って失敗した榊原の手下ノブがジョウに殺された。ノブの額にペタリと吐かれた...
マカオの賭博師の中でナンバーワンの実力を持つモノクルの楊が氷室の黄金の左手に屈してから、マカオ賭博団はその後釜を決めるべく騒然となっていた。「氷室を殺したやつが後継者になれる!」と厳しい選考が行われ、通称「殺し屋」の異名を持つギャンブラー、ヌイサップが氷室の挑戦者に決まった。その頃、氷室は神戸で顔見知りのテキサスキッドの家に身を寄せていた。かつてはイカサマ賭博で名を馳せたキッドも今では街頭で拾ったというノン子と二人で西洋占いをしながら細々と暮らしていた。ある夜、地下賭博場でノン子がイカサマ賭博をしていると、その腕に惚れ込んだマカオ賭博団の一味、坂口がノン子を香港に売り飛ばそうと連れ去ってしまった。助けを求めるノン子の口から氷室の名が飛び出すと、氷室を探していたマカオの組織は俄然、色めき立った。マカオの大ボス何明巴は直ちに氷室を呼び出すと、そこに...